PAGE...1|2|3|4|5
(左上)ズールー族の勇猛なダンス。(右上)伝統髪飾りをつけたズールー族少女。(左下)現代的な女子高校生たち。(右下)ズールー族のビーズ細工店。
ズールー族の里、艶やかな黒人文化が開花する
ドラケンスバーグがあるのは、クワズールー・ナタール州だ。ズールー族の里という意味と、その商都であるダーバンをバスコ・ダ・ガマがクリスマス(ポルトガル語でナタール)に発見したことに由来している。
 ズールー族が人口の約8割を占めており、かつて広大な軍事王国を有した。が、19世紀にボーア人、そして、英国人に制覇されてしまう。アパルトヘイト撤廃後は、ズールー王国の再興を目指す活動の中心地となっている。
 このため、ズールー文化の伝統が今も生活の中に根強く残っている。ここで見るズールー族の勇敢なダンスや、色鮮やかなビーズ細工、トウモロコシのビールなどは、ツーリストには印象的な土産に。
 ズールー族の娘達の力強い美しさにも目を奪われる。民族衣装はつけていないが、褐色の肌に映えるカラフルな衣類やアクセサリーを好むようだ。弾むような胸や腰、強靭そうな四肢、野生動物を思わせるしなやかな動作。
 幼女期に頬に筋状に深く刻まれた傷を化粧としている娘達も見かけた。が、彼女らが笑うとそれが野生的な色気を醸し出す。頬紅の代りの傷跡を誇る女達が育むDNA。生きる証である鮮烈な美は、ひ弱な都会人をひとたまりもなく悩殺してしまう。
PAGE...1|2|3|4|5
LINK
STYLE
MINI GINZAでサファリを テーマにしたイベント開催
>>2011.7.6 update
TRAVEL
Kenya 躍動する生命
>>2013.8.21 update
STYLE
ハンティング・ワールドに根づく自然保護の精神
>>2009.6.12 update
STYLE
ラルフ ローレンが描く野生の美
>>2009.2.6 update
TRAVEL
知られざる南アの休日
>>2018.7.17 update

記事カテゴリー