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(上)ビッグ・パイロット・ウォッチ・パーペチュアル・カレンダー・スピットファイア自動巻き、ケース径46.2㎜、ブロンズケース、世界限定250本、3,180,000円(左下)パイロット・ウォッチ・オートマティック・スピットファイア自動巻き、ケース径39㎜、ブロンズケース、595,000円(右下)パイロット・ウォッチ・クロノグラフ・スピットファイア自動巻き、ケース径41㎜、ブロンズケース、740,000円
その言葉を裏付けるように、スティーブは「注目すべきは高いレストアの精度です」と語る。歴史的な航空機を専門とするレストア会社にて、1万8千本のリベットを全て外し、洗浄、検査、交換を行ったという。
職人たちの高い技術により、シルバースピットファイアはエンジンを含むほぼ全てをオリジナルのまま残し、76年の時を経て現代によみがえった。ただし、レーダーや最新の計器は搭載していないため、エンジン音で機体の状態を確認しながらマニュアルで飛行するという。つまり、プロジェクト完遂のためには、パイロットの飛行技術も不可欠ということだ。
 記念すべきテイクオフのセレモニーは、8月5日、イギリス南部チチェスター・グッドウッド飛行場にて、英国空軍全面協力のもと行われた。世界各国からゲストが祝福に駆けつけ、音楽隊が演奏を披露。最初の区間を担当するマットがコクピットに乗り込んだ。晴れやかな空にシルバースピットファイアが飛び立つと、イギリス陸軍のパラシュート・デモンストレーションチーム「レッド・デビルス」がIWCのフラッグを掲げながら祝賀降下し、会場を大いに盛り上げた。
 華やかなムードの中で冒険の旅に出たシルバースピットファイアは、IWCと通底するクラフツマンシップの象徴として、今も世界のどこかをフライトしている。
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