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1. 東北のハタハタに比べて、皮が薄く色もつややか。他県とは違ううまさがある。
2. 福井県が全国上位の漁獲量を誇るホタルイカ。ほどよいサイズで味がしっかりしている。
3. 越前うにとは、バフンウニを塩漬けにした「汐うに」のこと。
福井の旨いもの発信
――福井ガストロノミー協会設立

Text Nile’s NILE
越山若水(えつざんじゃくすい)――これは福井県の風土を端的に表した言葉。越前には緑豊かな山々、若狭には清らかな水の流れがある、自然が美しい場所だという意味である。
 豊かな自然に恵まれた福井県(若狭)は、奈良・平安時代には御食国の一つとして都に魚や貝などを献上していたというほど“食材の宝庫"であった。だからここには、今までずっと受け継がれてきた福井独自の食文化があるのだ。
 こうした福井県の“食"に関わる全てのことを国内外に発信しようと、県内の料亭や旅館、食品販売の経営者有志が昨秋、「福井ガストロノミー協会」を設立。会長は奥井海生堂の奥井隆社長が務め、名誉顧問には日本ソムリエ協会会長の岡昌治氏、フードコラムニストの門上武司氏が就任した。
 同協会は、敦賀昆布や越前がに、コシヒカリ、若狭ぐじなどの食材が持つ本来の魅力を伝えるための新たな商品や料理を開発していく予定だ。それにより、福井独自の食を楽しむ文化を観光資源化し、国内外からも食通を呼び込めるブランドとして打ち出すのが狙い。
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