





1.やわらかな新芽がおいしい“生若布”が食べられるのは春だけ。
2.蛤の出汁がよく出ている汁の中で、生若布をしゃぶしゃぶする。
3.ウドはかつらむきにして斜めに切ると元に戻ろうとする力が働き丸くなる。
4.塩漬けのサクラの花と葉を使って、サクラ蒸しにする。
5.もち米とサクラの花を入れて炊くと、ほんのりサクラ色に。
6.甘鯛の上に、丸めたもち米を載せ、サクラの葉をまいて桜餅風に仕立てる。
2.蛤の出汁がよく出ている汁の中で、生若布をしゃぶしゃぶする。
3.ウドはかつらむきにして斜めに切ると元に戻ろうとする力が働き丸くなる。
4.塩漬けのサクラの花と葉を使って、サクラ蒸しにする。
5.もち米とサクラの花を入れて炊くと、ほんのりサクラ色に。
6.甘鯛の上に、丸めたもち米を載せ、サクラの葉をまいて桜餅風に仕立てる。
料理は、人が作る最も身近な商業製品である。しかし、そのクオリティーは常に人の良心によって築かれるのだ。
中国各地の料理店がひしめき合う台北では、豪華なスープもたくさんいただいたが、根が貧乏性なのか、めくるめくご馳走のその果てに、帰国が近づいた出発の朝、最後に食べたいのは決まってこれらのシンプルな味わいのスープだった。
豪華で濃厚なスープを作るには技術と知識、経験が必要であることは言うまでもないだろう。それは文化であり教養であり素晴らしい。しかし、素朴な素材ながらも、味わい深いスープには、料理人の美学を感じるのだ。
豊かさ、豪華さは常に傲慢を伴っている。澄んだスープの中にこそ、謙虚で慎み深い日本の魂を見たのである。
元麻布「かんだ」
東京都港区元麻布3-6-34 カーム元麻布1F
TEL03-5786-0150
中国各地の料理店がひしめき合う台北では、豪華なスープもたくさんいただいたが、根が貧乏性なのか、めくるめくご馳走のその果てに、帰国が近づいた出発の朝、最後に食べたいのは決まってこれらのシンプルな味わいのスープだった。
豪華で濃厚なスープを作るには技術と知識、経験が必要であることは言うまでもないだろう。それは文化であり教養であり素晴らしい。しかし、素朴な素材ながらも、味わい深いスープには、料理人の美学を感じるのだ。
豊かさ、豪華さは常に傲慢を伴っている。澄んだスープの中にこそ、謙虚で慎み深い日本の魂を見たのである。
元麻布「かんだ」
東京都港区元麻布3-6-34 カーム元麻布1F
TEL03-5786-0150