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(左から)マルティン教会の横にある水場。市内のあちこちに古い彫像や彫刻で飾られた水場が見られる。 / 市庁舎の中庭は、四方の壁に法と立法、そしてバーゼルのスイス連邦加盟という二つのテーマの絵が描かれている。 / 市庁舎中庭の階段上り口に立つ、古代ローマの植民都市アウグスタ・ラウリカを築いたムナティウス・プランカスの像。 / ミュンスターの北側にある聖ガールの門は、マタイ伝にちなむロマネスク彫刻で飾られている。
街を歩いて目を引くのがきれいな彫像を配した水場や現代彫刻。市立劇場前広場にあるリチャード・セラの「インターセクション」やジャン・ティンゲリーの噴水(正しくは「謝肉祭の噴水」で10の作品で構成)、UBS前に立つジョナサン・ボロフスキーの「ハンマーを打つ男」、ディーナー&ディーナーらの「イタリアン・ガーデン」などのモダン・アートが街に溶け込んでいる。そして、およそ40という数のミュージアム。しかも、単にミュージアムとしてだけでなく、斬新なデザインの現代建築としての魅力を備えている。ヘルツォーク&ド・ムーロン、ザハ・ハディド、マリオ・ボッタ、そして安藤忠雄やSANAA、フランク・ゲーリーといった世界屈指の建築家たちによる作品群が、伝統的なバーゼルの街並みにモダンなアクセントを与え、彩っている。
 ヨーロッパ有数の美術館の一つと言われるバーゼル美術館は1662年の創設で、市立の美術館としては世界最古とされる。ルドルフ・クリストとポール・ボナッツの設計による建物は1936年の完成。ホルバインの作品も展示の目玉である。地下道で結ばれ、通りを隔てた新館はクリスト&ガンテンベインの設計で、淡い灰色のレンガ造りの平坦なファサードが美しく、大規模な特別展の主な会場となっている。
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