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梅窓院 青山の地名の由来となっている、青山宗家の菩提寺。地下鉄銀座線の外苑前駅からすぐ、孟宗竹の参道は、地域の人々の抜け道ともなっている。現在の本堂棟は隈研吾氏の設計による。
青山家の菩提寺、梅窓院
青山通りから孟宗竹の参道を抜けると、梅窓院がある。そこには、街の喧騒(けんそう)を忘れさせてくれる静寂の世界が広がる。地下鉄銀座線の外苑駅前から徒歩1分もかからない場所だとは思えない。
 梅窓院は、1643(寛永20)年に徳川家康以来の家臣であった、老中、青山幸成が死去した際、 その下屋敷内の1万3247坪の土地に建立した(現在の梅窓院は3000余坪)。以後、青山宗家歴代の当主13代が眠る菩提寺(ぼだいじ)である。
 その後、青山の寺らしく、時代の先端をゆくような建築でも注目を集めてきた。1925(大正14)年から2001(平成13)年まで使用されていた本堂は、塔をたずさえた和洋折衷様式の鉄筋コンクリート造り。当時はかなり近代的な建造物であった。さらに、2003(平成15)年には、世界的な建築家、隈研吾氏による新本堂棟が完成。屋根や格子といった日本の伝統的モチーフを、現代の技術でシンプルに磨き上げ、寺の持っている「静寂」を建築として移し替えたという隈氏が設計した梅窓院は、建築の分野でも前衛的な青山にあって、この街らしい寺だといえるだろう。
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