
誰もが振り返る個性を持ちながら、時を経ても色あせないエヴァーグリーンな魅力がある。
ベンテイガ V8 エンジン:4リッターV8DOHCツインターボ/最高出力:550ps/5750~6000rpm/最大トルク:770Nm/2000~4500rpm/メーカー希望小売価格:22,690,000円
ベンテイガ V8 エンジン:4リッターV8DOHCツインターボ/最高出力:550ps/5750~6000rpm/最大トルク:770Nm/2000~4500rpm/メーカー希望小売価格:22,690,000円

伝統のゲーム
チェンジャー
チェンジャー
Photo TONY TANIUCHI
Text Yoshio Fujiwara
Text Yoshio Fujiwara
エリザベス2世の即位50周年を祝う専用車の製作を請け負うなど、イギリス最高峰の高級車ブランドとして1世紀以上の歴史を誇るベントレー。灼熱の砂漠も極寒の雪山もものともしないSUVの世界においても、他に類を見ない孤高の存在としてその名を轟かせている。
いつの世も「ゲームチェンジャー」は予告もなく現れる。昨今、世界中でブームとなっているSUVシーンの場合でも、2015年にベントレー ベンテイガがデビューしたときがそうだった。
それまで高級や高性能を謳うSUVはあまたあったが、1世紀近い歴史の中で培ったクラフツマンシップ、最高品質のレザーやウッド、そしてベントレーの持つ最新テクノロジーを惜しみなく注ぎ込んだベンテイガは、一夜にしてハイエンドプレミアムSUVの概念を変えてしまうほどのインパクトをもたらした。
2020年、総生産台数2万台を突破するなど好調なセールスが伝えられていたベンテイガが第2世代へと進化を遂げるというニュースが流れたときもまた衝撃的だった。
なぜなら我々の前に姿を現した新型ベンテイガ V8は、フロントやリアのデザインを刷新し、よりエレガントでスタイリッシュに生まれ変わっていたからだ。
そのモデルチェンジの恩恵は見た目だけでない。後輪軸の20㎜拡大でより安定したハンドリング、足元が最大で100㎜広がり、リクライニングの作動域が2倍となったリアシート、10.9インチのタッチスクリーンを介し、さまざまな情報を提供するインフォテインメントシステムなど、運転する人にも、同乗者にもそれぞれもたらされている。
エンジンはコンチネンタル GT V8やフライングスパー V8にも搭載されている4リッターV8ツインターボ。550psのパワーと770Nmのトルクは必要にして十分以上で、普通に走っている限りには、全てが2000回転以下の世界で完結するほどの「ゆとり」がある。それゆえ必要以上にアクセルを踏まなくてもいいし、音も静かで疲れない。
それまで高級や高性能を謳うSUVはあまたあったが、1世紀近い歴史の中で培ったクラフツマンシップ、最高品質のレザーやウッド、そしてベントレーの持つ最新テクノロジーを惜しみなく注ぎ込んだベンテイガは、一夜にしてハイエンドプレミアムSUVの概念を変えてしまうほどのインパクトをもたらした。
2020年、総生産台数2万台を突破するなど好調なセールスが伝えられていたベンテイガが第2世代へと進化を遂げるというニュースが流れたときもまた衝撃的だった。
なぜなら我々の前に姿を現した新型ベンテイガ V8は、フロントやリアのデザインを刷新し、よりエレガントでスタイリッシュに生まれ変わっていたからだ。
そのモデルチェンジの恩恵は見た目だけでない。後輪軸の20㎜拡大でより安定したハンドリング、足元が最大で100㎜広がり、リクライニングの作動域が2倍となったリアシート、10.9インチのタッチスクリーンを介し、さまざまな情報を提供するインフォテインメントシステムなど、運転する人にも、同乗者にもそれぞれもたらされている。
エンジンはコンチネンタル GT V8やフライングスパー V8にも搭載されている4リッターV8ツインターボ。550psのパワーと770Nmのトルクは必要にして十分以上で、普通に走っている限りには、全てが2000回転以下の世界で完結するほどの「ゆとり」がある。それゆえ必要以上にアクセルを踏まなくてもいいし、音も静かで疲れない。