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湯と鮪尽くしの宵
界 津軽
1190年ごろのこと、病にかかった円智上人の夢枕に大日如来の分身が立ち、この地の温泉に沐浴(もくよく)すれば病が治る、とお告げがあったことから開湯されたという青森県南津軽郡の大鰐(おおわに)温泉。古くから旅人や商人に愛されてきた、とろみのある無色透明の湯に加えて、「界 津軽」を語る上で欠かせない冬の目玉が、青森が誇る大間(おおま)町の鮪をふんだんに用い
た鮪尽くしの会席である。
 イカやブリなどの生餌のほか、死んだサンマやトビウオを生きているように見せた疑似餌で一本釣りをするのが、明治時代から続く大間町伝統の鮪漁。釣り上げられたクロマグロは100キロを超える大物も多く、「海のダイヤ」と称される国内随一のブランド鮪だ。青森を訪れたならば、旬のこの鮪を腹いっぱい食べてみたいと思うのは、多くの日本人の夢ではないだろうか。
「界 津軽」が提供するのは、まさに、これを実現させた秋と冬の特別会席「大間の鮪尽くし会席」。鮪のおいしさをストレートに味わうお造りのほか、ねぎま鍋、握りずしなど、全9品で味わい尽くす、なんとも魅力的な会席である。 
 日本海、太平洋、津軽海峡の漁場を持つ青森は、鮪以外にも、豊富な海の幸に恵まれている。毎晩9時には、日本画家、加山又造が津軽の風景を描いた大壁画の前で、津軽三味線全国チャンピオンの渋谷幸平氏とスタッフによる津軽三味線の生演奏も開催。青森の真髄を楽しみ尽くす、贅沢な旅を堪能したい。

●界 津軽
青森県南津軽郡大鰐町大鰐上牡丹森36-1 
kai-tsugaru.jp
(上)毎日21時半から1時間限定で内湯の窓を開放する御開帳風呂が実施され、雪見の湯が楽しめる。朝には青森名産のりんごが浮かべられる。(下)「大間の鮪尽くし会席」より、脂ののった鮪を、ネギの風味でさっぱりといただく鮪ねぎま鍋。2月29日までの期間限定。
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