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アクア・メコン
ラグジュアリーな
リバークルーズ
Text Koko Shinoda Photo Hiro Matsui
Many thanks to aqua expeditions
「アクア・メコン」が誘うインドシナ岸辺の旅
「-------渡し舟の手すりによる。河を眺める。母から時々きかされていたとおりだ、生涯を通してこれほど美しい河、これほど原始のままの河を二度と見ることはないだろう、―――大海原へと下ってゆくメコン河とその詩流たち、大海原という空洞へと下り下ってやがて消えてゆくこの水の領域-----」マルグリット・デュラス著「愛人」より
 日本でも広く知られる、デュラスの映画と私小説「愛人」。今から85年前、メコン河畔で暮らす15歳のフランス人の「私」は、渡し舟で地元の富豪青年と知り合う。メコン内陸の都市部は大きく変貌したが、メコン河畔の素朴な日常はこの小説に描かれているそれとさほど変化していないように見受ける。
 多くの人々は今も水上の家に住み、水上マーケットが開かれ、橋ではなく渡し舟を使い、河で水浴びや洗濯,釣りをする。岸辺からは水牛が働く水田や、鮮やかな袈裟を纏った僧侶達が集まる寺院、熟した果実がたわわに実る果樹園などが見える。
 アクア・メコンの客室の一面の窓からは、そんな風景が映画のように流れてゆく。
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