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海外に出た和食は、これからもハイブリッド化を進めてゆくだろうし、そこからまた、新たな料理形態を生むかもしれない。輸出のできない純粋日本料理を私は愛している。しかし、人間と同じく料理も純血が常にベストだとは限らない。
 日本料理の骨格は守りながらも、新しい時代の血を受け入れていくことも大事だろう。頑固になり過ぎず、時代にも流されない自分でいたい。
 日本の伝統文化が守らなければならないルールは、日々更新されているのだから。


元麻布「かんだ」
東京都港区元麻布3-6-34 カーム元麻布1F TEL03-5786-0150
海老芋の精進椀
古典にも磨きをかける。乾燥椎茸は貝柱の出汁で、粟麩(あわふ)は香ばしく、海老芋(えびいも)はあくまで淡麗に。シンプルに“複雑”を忍ばせる。

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