本展ではUBSアート・コレクションが多数所蔵するルシアン・フロイドやエド・ルーシェイの作品が大きな見どころ。精神分析者ジームクント・フロイトの孫であるルシアン・フロイドは、フランシス・ベーコンと並ぶ20世紀イギリスを代表する画家。2008年には存命画家の絵画作品としては世界最高額となる約35億3000万円でヌード肖像画が落札された。今回は、フロイドらしい執着を思わせるUBS秘蔵の油彩と版画27点を一挙に出品。一方で、生ける伝説的アーティストとまで呼ばれるエド・ルーシェイ。文字、広告、アートブックなどを通じてコンセプチュアルアートの分野を確立した第一人者で、欧米では大回顧展が相次いで開催されている。日本にもファンは多いが、これまで大々的に紹介されることはなかったので、本展に出品される約28点という作品群は見逃せない。
また会期中は、写真家のホンマ・タカシ氏やグラフィックデザイナーの田中義人氏などによるワークショップを始め、世界的彫刻家であるアンソニー・カロの作品を通したワークショップも開催される予定だ。見応えたっぷりの本展、ぜひ足を運びたい。
●展覧会概要
12 Rooms 12 Artists UBSアート・コレクションより
会期:9月4日(日)まで
場所:東京ステーションギャラリー
開館時間:10:00~18:00(最終入館17:30)※金曜は20:00(最終入館19:30)まで。
休館日:月曜、7月19日(火)※7月18日(月)は開館。
http://www.ejrcf.or.jp/gallery/exhibition/201607_12rooms.html
また会期中は、写真家のホンマ・タカシ氏やグラフィックデザイナーの田中義人氏などによるワークショップを始め、世界的彫刻家であるアンソニー・カロの作品を通したワークショップも開催される予定だ。見応えたっぷりの本展、ぜひ足を運びたい。
●展覧会概要
12 Rooms 12 Artists UBSアート・コレクションより
会期:9月4日(日)まで
場所:東京ステーションギャラリー
開館時間:10:00~18:00(最終入館17:30)※金曜は20:00(最終入館19:30)まで。
休館日:月曜、7月19日(火)※7月18日(月)は開館。
http://www.ejrcf.or.jp/gallery/exhibition/201607_12rooms.html




1. 小沢剛 《ベジタブル・ウェポン―番茄(トマト)火鍋/台北》 2005年、Cプリント ©Tsuyoshi Ozawa UBS Art Collection
2. デイヴィッド・ホックニー《シャトー・マーモントの裏手の家》1976年、黒鉛、クレヨン、紙 ©David Hockney UBS Art Collection
3. サンドロ・キア《いかだの三少年》1983年、油彩、カンヴァス ©Sandro Chia. Courtesy of the artist UBS Art Collection
4. 陳界仁 チェン・ジエレン《ファクトリー》2003年、ヴィデオ ©Chen Chieh-Jen. Courtesy of the artist and Chi-Wen Gallery UBS Art Collection
2. デイヴィッド・ホックニー《シャトー・マーモントの裏手の家》1976年、黒鉛、クレヨン、紙 ©David Hockney UBS Art Collection
3. サンドロ・キア《いかだの三少年》1983年、油彩、カンヴァス ©Sandro Chia. Courtesy of the artist UBS Art Collection
4. 陳界仁 チェン・ジエレン《ファクトリー》2003年、ヴィデオ ©Chen Chieh-Jen. Courtesy of the artist and Chi-Wen Gallery UBS Art Collection