
左右のダブルバレルにより90時間のパワーリザーブを持ったキャリバーA&S1615を搭載。左右のパワーリザーブインジケーターの動きも楽しめる。リュウズを6時位置にし、シンメトリーにこだわった点も見逃せない。
タイム・ピラミッド-ブラックエディション 手巻き、ケース径44.6㎜、ブラックDLC加工を施したSSケース×アリゲーターストラップ、50本限定。3,715,200円。
タイム・ピラミッド-ブラックエディション 手巻き、ケース径44.6㎜、ブラックDLC加工を施したSSケース×アリゲーターストラップ、50本限定。3,715,200円。

英国の伝統にモダンな洗練を
Photo Takehiro Hiramatsu(digni)
Text Yasushi Matsuami
Text Yasushi Matsuami
18世紀の英国人時計師、ジョン・アーノルドと、息子のロジャーによる時計製造をたたえ、現代によみがえったアーノルド&サン。
従来のクラシックさに加え、モダンな洗練をまとったモデルが、魅力の幅を広げている。
従来のクラシックさに加え、モダンな洗練をまとったモデルが、魅力の幅を広げている。
航海による海外進出が国益を大きく左右した18世紀、高精度の航海用マリンクロノメーターの開発が急務となっていた。当時、時計の進化を担ったのは、スイスではなく、大英帝国の時計師たちだった。そんな中で、傑出した存在となった時計師がジョン・アーノルドである。彼はマリンクロノメーターの開発に大きな功績を残したほか、現代の時計につながる数々の特許技術を開発。また時の英国王ジョージ3世の目に留まり、王侯貴族のために贅を尽くしたモデルも多数製作している。後に息子のロジャーも仕事に加わり、事業の拡大を進めることになる。
そのDNAを受け継ぎ、現代によみがえったハイエンドウォッチブランドが、アーノルド&サンである。スイス時計産業の中心地であるラ・ショー・ド・フォンに工房を構えながら、往年の英国時計からのインスピレーションを形にしたモデルを発表。多くの時計ブランドが、同じキャリバーをいくつかのモデルに搭載する中で、“1モデル・1ムーブメント"というポリシーを掲げている。自社で開発・製造を行う非凡なマニュファクチュールとしてのプライドが、そこから垣間見られる。
そのDNAを受け継ぎ、現代によみがえったハイエンドウォッチブランドが、アーノルド&サンである。スイス時計産業の中心地であるラ・ショー・ド・フォンに工房を構えながら、往年の英国時計からのインスピレーションを形にしたモデルを発表。多くの時計ブランドが、同じキャリバーをいくつかのモデルに搭載する中で、“1モデル・1ムーブメント"というポリシーを掲げている。自社で開発・製造を行う非凡なマニュファクチュールとしてのプライドが、そこから垣間見られる。