

(上)Montrachet Grand Cru 2004 Domaine Ramonet
ラモネは菊地が20代の頃からあこがれていた造り手。「ハガネのような酸で、キリッとしたところがあって、香りはエレガント。いつも酔っ払ってるような人だけど、畑では別人なのかも。憎めない人です」
(下)Corton Charlemagne Grand Cru 2005 Domaine Coche-Dury
コシュ・デュリの“幻のワイン”とも称される。菊地も最初は1本しか分けてもらえなかったとか。「彼はいつも畑にいて、僕が行っても話は仕事をしながらで、面と向かって話したことはない」そうだ。
ラモネは菊地が20代の頃からあこがれていた造り手。「ハガネのような酸で、キリッとしたところがあって、香りはエレガント。いつも酔っ払ってるような人だけど、畑では別人なのかも。憎めない人です」
(下)Corton Charlemagne Grand Cru 2005 Domaine Coche-Dury
コシュ・デュリの“幻のワイン”とも称される。菊地も最初は1本しか分けてもらえなかったとか。「彼はいつも畑にいて、僕が行っても話は仕事をしながらで、面と向かって話したことはない」そうだ。
ブルゴーニュへの道
その店を3年半で辞めた菊地は、先輩たちを頼ってフランスへ3カ月の食べ歩き旅行に繰り出した。本場で味わった本場のワインは、菊地の“ワイン心"を刺激。帰国すると月に1度、ワイン会を開き、仲間とお金を出し合ってワインを買い、飲んでは勉強を重ねたのである。
本格的に修業するためにフランスへ向かったのは25歳の時のことだ。最初に働いた店は、当時二つ星だった古いオーベルジュ、プーラルド。この時に出会ったソムリエが、菊地をブルゴーニュワインの世界へと誘う案内人になったのである。
もっとワインを勉強したい
「そのソムリエさんがコンクールで優勝するくらいの人でね、僕も応援に行きました。彼は左手が不自由で、僕は彼と一緒にいたくてカーブの棚卸しを手伝ったり、在庫管理をしたり。すごくかわいがってもらいました。その彼が休みによくブルゴーニュとかロワール、コート・デュ・ローヌなどのワイナリーに連れて行ってくれたんです。で、造り手さんたちと会い、お話を聞くうちに、もっと勉強したいと、どんどんワインの世界にのめりこんでいきました」
ただ、その店は1年で辞め、次に南仏モンペリエにある二つ星のレストラン、ジャルダン・デ・サンスへ。ここは当時、昼70人・夜100人の客が詰めかける人気店。「楽しかったけど、毎日へとへと。ワインの勉強をする暇もなかった」という。「そこで1年頑張って働いて、次にブルゴーニュのボーヌにあるエキュソンという小さな一つ星のレストランに移りました。シェフがワイン好きでね、例のソムリエさんの紹介で初めての日本人として特別に採用してくれたんです。何より良かったのは、休みの日や休み時間にちょこちょこ近くのワイナリーにテイスティングに行けちゃうところ。造り手さんたちとワイン造りの技術的なことだけでなく、日常のいろんなことを話して、だんだん彼らの人柄に引きこまれていきました。それで思ったんです、日本に帰ったら、大好きな彼らのワインを自分のお店で扱いたいって」
その店を3年半で辞めた菊地は、先輩たちを頼ってフランスへ3カ月の食べ歩き旅行に繰り出した。本場で味わった本場のワインは、菊地の“ワイン心"を刺激。帰国すると月に1度、ワイン会を開き、仲間とお金を出し合ってワインを買い、飲んでは勉強を重ねたのである。
本格的に修業するためにフランスへ向かったのは25歳の時のことだ。最初に働いた店は、当時二つ星だった古いオーベルジュ、プーラルド。この時に出会ったソムリエが、菊地をブルゴーニュワインの世界へと誘う案内人になったのである。
もっとワインを勉強したい
「そのソムリエさんがコンクールで優勝するくらいの人でね、僕も応援に行きました。彼は左手が不自由で、僕は彼と一緒にいたくてカーブの棚卸しを手伝ったり、在庫管理をしたり。すごくかわいがってもらいました。その彼が休みによくブルゴーニュとかロワール、コート・デュ・ローヌなどのワイナリーに連れて行ってくれたんです。で、造り手さんたちと会い、お話を聞くうちに、もっと勉強したいと、どんどんワインの世界にのめりこんでいきました」
ただ、その店は1年で辞め、次に南仏モンペリエにある二つ星のレストラン、ジャルダン・デ・サンスへ。ここは当時、昼70人・夜100人の客が詰めかける人気店。「楽しかったけど、毎日へとへと。ワインの勉強をする暇もなかった」という。「そこで1年頑張って働いて、次にブルゴーニュのボーヌにあるエキュソンという小さな一つ星のレストランに移りました。シェフがワイン好きでね、例のソムリエさんの紹介で初めての日本人として特別に採用してくれたんです。何より良かったのは、休みの日や休み時間にちょこちょこ近くのワイナリーにテイスティングに行けちゃうところ。造り手さんたちとワイン造りの技術的なことだけでなく、日常のいろんなことを話して、だんだん彼らの人柄に引きこまれていきました。それで思ったんです、日本に帰ったら、大好きな彼らのワインを自分のお店で扱いたいって」


(上)Clos-Vougeot Grand Cru 1999 Domaine A nne Gros
アンヌ・グロへの菊地の恋心は周囲では有名な話。「彼女は料理が苦手で、家に招かれた時は決まってバーベキュー。前にエプロンをプレゼントしたら『それ、嫌み?』って言われちゃいました」
(下)Chambertin Grand Cru 1990 Domaine Armand Rousseau
シャンベルタンの懐の深さや力強さなど、全てを備えたワイン。「こないだお客さまに少し頂いて、今もすごくおいしいけど、数年先はどうなるんだろうってワクワクしました。まだまだ伸びそうです」
アンヌ・グロへの菊地の恋心は周囲では有名な話。「彼女は料理が苦手で、家に招かれた時は決まってバーベキュー。前にエプロンをプレゼントしたら『それ、嫌み?』って言われちゃいました」
(下)Chambertin Grand Cru 1990 Domaine Armand Rousseau
シャンベルタンの懐の深さや力強さなど、全てを備えたワイン。「こないだお客さまに少し頂いて、今もすごくおいしいけど、数年先はどうなるんだろうってワクワクしました。まだまだ伸びそうです」