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(左上)町の中心部に残されたセルバンテス、新婚時代の家。(右上)ワイン倉の陶製の醸造壷がそのままに。(左下)マヨール広場に続く道には、ユーモラスなドン・キホーテ像(右下)周辺に広がるオリーブ畑。
マドリッドの南、オリーブ畑の広がるラ・マンチャの丘陵地帯にあるエスキビアスは、セルバンテスの妻の出身地だ。妻の実家に近い、白壁の屋敷でセルバンテスは親子ほど年の違う妻と短い新婚生活を送った。その家がセルバンテス博物館として残されている。
 もともとは妻の親戚の家を借り受けていたもので、セルバンテスの家財は残っておらず、16世紀の家具や日用品を収集して当時の様子を再現している。妻の一族がワイン造りをしていたため、地下には数世紀前に作られた広大なワイン倉が静かに眠っている。
 ドン・キホーテにはワインの話がしばしば登場し、 ワインの入った羊の皮袋を山賊と錯覚して切りつけるシーンも。そんなワインの皮袋がかつて醸造に使われていた大きな陶製の壷とともに展示されている。セルバンテスは侍従のサンチョ・パンサをして、このエスキビアスのワインを最高だと絶賛させている。
 現在のエスキビアスはのどかな小さな田舎町。小さなマヨール広場のバールで、地元のフルーティな赤ワインと家庭的な味わいのタパスをつまむ。シエスタの後は、セルバンテスの儚い愛の軌跡を辿りながら、夕暮れの石畳の路地をさ迷ってみたい。

ご応募は締め切らせていただきました。 沢山のご応募ありがとうございました。
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