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(左上)窓から桜が眺められる部屋のほか、桜柄の「京唐紙」を壁紙にしている部屋もある。この時期、いろいろな場所で桜を感じられる。
(右上)一年を通して四季折々の景色に包まれる京都・嵐山。春、桜に包まれる星のや京都での春旅は一生ものとなる。
(左下)深い静寂が訪れる頃、夜桜を見ながらディナーを楽しめるダイニング。「五味自在」をコンセプトにした星のやの会席料理をどうぞ。
(右下)4月の八寸「花見月の肴核」。京都の旬の山と海の素材を使い、春の彩り、山菜の苦味、桜の香りを感じられる。
星のや京都
星のや竹富島
Photo Satoru Seki
Text Fumio Ogawa Rie Nakajima
五感で味わう京の春
春、京都・嵐山の大堰川を見下ろす山間に立つ「星のや京都」は、華やかな桜に彩られる。古より王朝貴族の清遊地であった嵐山と、日本人の心である桜の組み合わせを楽しみにしている人は数多い。そこで、「星のや京都」では4月1日から8日の桜の季節、鳥の声と川のせせらぎが聞こえる空中茶室でお花見をする「朝のさくら茶会」や、桜を愛でる舟遊びに繰り出し、船内で星のや特製の昼膳を楽しむ「桜舟でお花見ランチ」など、桜を楽しむさまざまな催しを用意している。
 中でもおすすめは、空中茶室でライトアップされた桜を眺めながらいただく「夜桜ディナー」だ。腕を振るうのは、祇園の老舗割烹の息子として生まれた京料理の伝統を受け継ぐ料理人、久保田一郎料理長。「五味自在」をコンセプトに、京料理に欠かせない旨味を存分に引き出した、伝統的ながら新しさを感じさせる芸術的な料理を提供する。季節の山菜に蛤桜花寄せ、飯蛸桜煮、小鯛桜寿司など。五感を満足させる華やかな彩りと桜の香りが、うららかな春の気分を盛り上げてくれる。8日までのイベント時以外でも、3月の「春の足音」、4月の「春の芽吹き」をテーマにした久保田氏による春の味わいが楽しめるので、ぜひ堪能してもらいたい。
 聞香やお茶屋遊びなど、京文化に触れられるのも「星のや京都」ならでは。満開の桜と京散策、そして滋味あふれる京料理で、春の京都を心ゆくまで満喫したい。

●星のや京都
京都府京都市西京区嵐山元録山町11-2
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