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(左)まだ雪が残る「星のや軽井沢」へ。豊かな自然に包まれた軽井沢の風景にレンジローバーの優美なシルエットがよく似合う。
(右)軽井沢の森に抱かれた谷あいの集落「星のや軽井沢」。高低差を使った大きな空間には、川面を間近に感じる「水波の部屋」などが立つ。
快適性は、私たちが常に重要視するキーワードだ。ホテルしかりゴルフ場しかり航空機しかり。なぜなら、高い快適性は、肉体を癒やし、精神活動を活発にしてくれるから。要するに人生への活力を与えてくれる。
 クルマもしかり。
 “四駆のロールスロイス"と言われた英国のレンジローバーは、卓越した快適性で、世界中の富裕層から支持されている。一度でも乗れば(どの席でも)、人気の理由が分かるはずだ。中でもレンジローバー オートバイオグラフィーが傑出している。自叙伝というサブネームが表すとおり、豊かな生活を送るオーナーの満足させる数々の装備を与えられた、とりわけ快適性の高いモデルだ。車体色、フロントグリルやドアハンドルの専用仕上げに始まり、フルサイズのパノラミックルーフ(ガラスをはめ込んだルーフ)、22インチ大径タイヤ、そして感触のよいパーフォレイテッド・セミアニリン本革シートや、ウッドからスポーティーなカーボンファイバー仕様まで選べるダッシュボード周りを含めて細部の仕上げまで、個人仕様の対応範囲はかなり広い。
 英国人が、ロンドンのケンジントンでもスコットランドの荒れ地でも似合うように開発しただけあって、日本でも都会からリゾートまで、どこでも似合う。そしてその間の移動、すなわちドライブがまた楽しい。
 車体はスタンダードホイールベース版と、200mm延長して5205㎜の全長を持つロングホイールベース版とが用意される。エンジンは5リッターV8。375kW/510㎰の大パワーと、625Nmの豊かなトルクを持つ(3リッターV6エンジンのロングホイールベースもある)。変速機は燃費にもすぐれる8段オートマチック。高度な4WDシステムも、最高級クラスのSUVであるレンジローバー オートバイオグラフィーの特長だ。路面状況に応じて最適なギアを選んでくれるばかりか、本格的なオフロードでは副変速機機能も自動で介入する。テレインレスポンスなる機能で路面の状況を判断して自動的に最適の乗り心地を選択。さらにサスペンションには電子制御の可変ダンピング機能が加えられ、オンロードではスポーツカーのようなドライビングを体験できる。「星のや軽井沢」は、このモデルを手に入れたら、真っ先に行きたいリゾートだ。冬はウインタースポーツを楽しめる。さらに満足度の高い食事や、癒やし効果の高い温泉ゆえ、都会人のデスティネーションである。春の訪れを感じる時期もまたいい。日本独自の美味である山菜が出回るので美食家には魅力的だ。
 丁寧な除雪があるものの、森の中の道にふいに分け入ると積雪に遭遇することもある軽井沢。「星のや軽井沢」での滞在を含めて、ストレスない旅を完成させるには、あらゆる道を走れるレンジローバー オートバイオグラフィーに如く乗り物はない。真の快適性とは、同時に安心・安全も含めて考えるべきだ。リゾートに最強のパートナーである。

■RANGE ROVER
Autobiography
ボディー:全長5005×全幅1985×全高1865㎜
エンジン:5.0ℓ 水冷V型8気筒 DOHCスーパーチャージド
最高出力:375kW(510ps)/ 6500rpm
最大トルク:625Nm(63.8kg・m)/ 2500rpm
駆動方式:フルタイム4WD
トランスミッション:8速AT
価格:17,380,000円
    レンジローバー シリーズ 12,850,000 ~ 25,300,000円
ランドローバーコール フリーダイヤル0120-18-5568
(9:00 ~ 18:00 土曜・日曜、祝日休み) landrover.co.jp
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