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(上) M氏邸リビング・ダイニングの壁。立体的なパネルを組み合わせることで、質感と個性が際立つ。右は8m級のパイソンからとった一枚のレザーをあしらったキャビネット。
(左下)M氏邸のリビング・ダイニング。ダイニングのレザーパネルが全体を引き締め、他にはない特別な空間を作っている。
(右下)レザーの壁を中心に、打ち合わせスペースとしてデザインされたM氏邸の玄関。防水性もあるため、家のさまざまな場所に使用できる。ロカリアルでは現在、床のレザーパネルも開発中である。
国内生産の上質なレザーならではの、手触り、質感、表情。ロカリアルが目指したのは、こうした革ならではの良さを生かしながら、家作りの素材に適した機能性を持つレザーパネルだ。だからこそ、特殊なガラスをナノレベルに砕いたものを液状化して表面加工することで、傷や水、日焼けに強いという特性を備えさせた。これを、一枚一枚、手作業で施工することにより、一切の隙間やズレのない、美しい壁を生み出す。
 ロカリアルがレザーパネルをスタートしたのと前後して、海外でも壁や床に革を使う業者が見られ始めた。だが、同社が自負するのは、メードインジャパンならではの技術力とキメ細やかな仕上がりの美しさだ。完成されたレザーの壁は、高級感とともに、自然素材ならではの温かみが上品に表現されている。
 さらに、ロカリアルは自社のレザーパネルで作った壁を、「インテリアアート」だと捉えている。多彩な色や質感を持つレザーは、同じく自然素材である石や木と比べて、デザインマテリアルとしての幅が広い。大きさや組み合わせ、色のトーンによって、全く違った雰囲気を作ることができるのだ。ロカリアルでは、レザーに関する豊富な知識と経験を生かして、施主の要望をくみとりながら、オーダーメード感覚のデザインで仕上げられるのが魅力だ。
「レザーで家を作る」という斬新さに加え、実際の壁を目にすることで、その独特の質感や存在感にほれ込み、自宅に取り入れる人が増えているという。耐久性は備えているが、ライフスタイルや感性の変化に応じて、靴やバッグを買い替えるように、壁のレザーパネルを張り替えることも可能だ。自分だけの愛着が持てる、個性豊かな美しい家を望むなら、一度、ぜひ実物を見て、触れて、体感してみてはいかがだろうか。

ROCAREAL 
TEL06-7181-9931 rocareal.jp
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