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ダビンチにも通じるアーティストたちの徹底した人間のムーブメント解析が躍動感を生む。
リヤドロ本拠点という表現がふさわしいポーセリン・シティ(=磁器の街)は、バレンシア旧市街から5㎞ほど北の郊外にある。本社はもとより、アーティストたちのアトリエ、生産工場、美術館……と、リヤドロ氏が語るところのあらゆる機能が集約された一大コンプレックスだ。足を踏み入れるなり従業員の家族を含めた福利厚生施設の充実度に目を見張る。彼女の言葉を継ぐならば「バレンシアにこだわる立脚点」の一端だろう。関係者全てをファミリーとして扱う、格段に厚いスペイン特有の相互扶助意識の矜持であることはいうまでもない。そしてポーセリン・シティの心臓部ともいうべき施設が、通称ピラミッドと呼ばれるアーティストたちのアトリエ集合棟である。11人の彫刻家にしてデザイナーたちがラフ図を描き粘土で各々のパッションを具現化していく空間だ。そこは“陶工"という職種の概念を覆す、伝統的な保守的呪縛から解放された領域でもある。それゆえだろうか?
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