
こだわりの“Made in TOKYO”
BIGTWIN
BIGTWIN
Photo Takehiro Hiramatsu(digni) Text Mayumi Sakamoto
良質な素材とそれを見極める目、有名ブランドにも引けを取らない縫製技術。最高品質のレザー製品を提供したいという思いでスタートして30年余。いまも新しい製品でファンを魅了する。



〈左〉「シャインダイヤ レザーバッグ」サイズW35㎝×H28㎝×D上6㎝下8㎝。素材:牛革(ジャパンレザー)、スターリングシルバー。カラー:ブラック、サンシャインブルー、ワインレッド。297,000円。
〈上〉バッグを置いたときにハンドルもきちんと立つように配慮した細工。銀を削り出して作ったダイヤ形のモチーフがアクセント。
〈下〉スライダーにもシルバーのダイヤ形のストラップ。各所に施されたパーツに対して大きさを合わせ、ミリ単位で加工デザインに統一性をもたせている。持ち手を止めている金具も銀製でバッグのデザインに合わせたダイヤのモチーフ。
〈上〉バッグを置いたときにハンドルもきちんと立つように配慮した細工。銀を削り出して作ったダイヤ形のモチーフがアクセント。
〈下〉スライダーにもシルバーのダイヤ形のストラップ。各所に施されたパーツに対して大きさを合わせ、ミリ単位で加工デザインに統一性をもたせている。持ち手を止めている金具も銀製でバッグのデザインに合わせたダイヤのモチーフ。
始まりはニューヨーク。ハーレーダビッドソンをはじめモーターサイクルのオーナーたちのために、レザージャケットを製作していた。ハーレーといえばアメリカというイメージがあり、アメリカ製が好まれた時代だったが、代表の澤田氏はクオリティーでは日本製に勝るものはないと日本での製作に従事するため帰国。1985年にBIGTWIN(ビッグツイン)をオープンし、オリジナルデザインの革製品を東京の自社工房で作り続けている。
「当社のモノづくりは、一人ひとつ。製品の革の選定から裁断、縫製、仕上げまでのすべてにおいて、一人の職人が担当します。自社工房で一人ひとつのハンドメード。試行錯誤の連続ですが、日々皮革に向き合うことで身につく技術や革を見る確かな目が培われます。この毎日の積み重ねが、製品に対するプライドとクオリティーを生み出すのです」と澤田氏は語る。
複数の人間による流れ作業だとしても、手で作っていれば“ハンドメード"。メード・イン・ジャパンという言葉も、日本で生産していることを表すにすぎないというのが、日本のモノづくりの現状かもしれない。それに比べると、ストイックなまでにハンドメードにこだわるビッグツインは、自らの限界に挑戦し続けるアスリートのようでもある。
今では創業当初からの経験と技術を生かし、ジャンルを超えて製品を展開している。工房は店のすぐ近く、日々熟練の職人によるモノづくりが 行われている。
「当社のモノづくりは、一人ひとつ。製品の革の選定から裁断、縫製、仕上げまでのすべてにおいて、一人の職人が担当します。自社工房で一人ひとつのハンドメード。試行錯誤の連続ですが、日々皮革に向き合うことで身につく技術や革を見る確かな目が培われます。この毎日の積み重ねが、製品に対するプライドとクオリティーを生み出すのです」と澤田氏は語る。
複数の人間による流れ作業だとしても、手で作っていれば“ハンドメード"。メード・イン・ジャパンという言葉も、日本で生産していることを表すにすぎないというのが、日本のモノづくりの現状かもしれない。それに比べると、ストイックなまでにハンドメードにこだわるビッグツインは、自らの限界に挑戦し続けるアスリートのようでもある。
今では創業当初からの経験と技術を生かし、ジャンルを超えて製品を展開している。工房は店のすぐ近く、日々熟練の職人によるモノづくりが 行われている。