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松江に醤油の店は多いが、醤油と酢の両方を造っている店は少ない。醸造酢は、島根県産の吟醸酒に使用する米や酒かすを醸造発酵させ、種酢(生酢)を入れて発酵させるのが特徴で、醤油以上に手間がかかる。 
 この昔ながらの製造法で造った醤油と酢を、松島屋では市内の小・中学校の学校給食用に提供。松江の子どもたちにとって、忘れられない「ふるさとの味」となっている

(左)松島屋で創業以来、使用されている木桶(おけ)。この桶や蔵自体に付着した酵母菌が、ほかにはない「松江の味」を生み出す。/醤油は再仕込み醤油と濃口醤油、ブレンド醤油が主力商品。地元の人々はもちろん、遠方から注文する人も多いこだわりの醤油。
(右)島根県産の吟醸酒に使用する米や酒かすから醸造発酵させた、全工程手作業による100%醸造酢。コクのあるまろやかな味わい。/松島屋3代目の代表取締役・井原浩之氏(右)と4代目の井原悠氏。新商品開発や業務向け販売などに積極的な4代目。頼もしい存在だ。
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