
風景と一体となるリビング。存分に眺望を楽しめるよう、背の高い窓を採用した。デッキに植えられたシンボルツリーが遠くの景色と重なり、眺望にリアリティと臨場感が生まれる。

眺望を変える住まい
Text Rie Nakajima
ただ、パノラマの景色を楽しむだけでなく、
日常のさまざまな行動の中で、眺望とアクティブに向き合う住まい。
その瞬間の心の動きと結びつくことで、風景がより深みを持って、語りかけてくる――。
そんな、眺望を“感じる”住まいを、kobori研築工房の企業建築家がかなえてくれる。
日常のさまざまな行動の中で、眺望とアクティブに向き合う住まい。
その瞬間の心の動きと結びつくことで、風景がより深みを持って、語りかけてくる――。
そんな、眺望を“感じる”住まいを、kobori研築工房の企業建築家がかなえてくれる。
ガレージの扉を開け放つと見えてくる、絵画のように切り取られた美しい風景。コンクリートに囲われたアプローチに入ると、正面のシンボルツリー越しにちらりと眺望がのぞけ、期待感を高まらせる。アプローチはそのままデッキへと続き、高台から見下ろす、広い空と街の雄大な風景を横目に楽しみながら、風景と部屋を自然につなぐ玄関へ。日々、刻々と移り変わる景色とともにある、外部から室内へのダイナミックな導入が、日常を特別なものに演出してくれる。
高台に立つK氏の邸宅。この土地に引かれ、風景を最も生かす住まいを求めたところ、kobori研築工房の企業建築家・小山信行氏が出した答えに心から共鳴したという。
それは、単に全面ガラス張りにすることでパノラマの景色を得るのではなく、「日常の動きの中で、さまざまな風景を感じる住まい」。
例えば、車で帰宅して、ガレージの扉を開けた瞬間。庭を歩いていて、ふと目を移した時。四季折々で移り変わる自然の美しさはもちろんだが、常に同じようにそこにあるのではなく、見る人の目線やシチュエーションが変わることで、風景と人の心がクロスして、より深みのある時間が生まれる住まいとなるのだ。
高台に立つK氏の邸宅。この土地に引かれ、風景を最も生かす住まいを求めたところ、kobori研築工房の企業建築家・小山信行氏が出した答えに心から共鳴したという。
それは、単に全面ガラス張りにすることでパノラマの景色を得るのではなく、「日常の動きの中で、さまざまな風景を感じる住まい」。
例えば、車で帰宅して、ガレージの扉を開けた瞬間。庭を歩いていて、ふと目を移した時。四季折々で移り変わる自然の美しさはもちろんだが、常に同じようにそこにあるのではなく、見る人の目線やシチュエーションが変わることで、風景と人の心がクロスして、より深みのある時間が生まれる住まいとなるのだ。