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(左)昔の都市計画で放射状になった道路の土地をフルに活用した建物がある。築100~200年の建物もロンドンではごく普通。セントラルヒーティングが完備、排水パイプも整備されており、問題はない。近代建築よりもこうした古い建物をいまだ好むロンドンっ子が多い。
(右)ダブルデッカーの2階から見下ろす街の風景。日常風景が身近に感じられる。
 西のウエストエンドは、メイフェアに代表される高級住宅街などがある、世界でも超富裕層の多い街といえる。メイフェアは、西をハイドパークに、北をオックスフォードストリート、南をリージェントストリートに囲まれている地域。この地はすでに17世紀中ごろから都市化が始まり、18世紀以降はロンドン随一の高級住宅街として人気を集めた。現在も、自由保有権の多くはウエストミンスター公爵が所有していることからも、メイフェアの“価値"が分かるだろう。今は、商業地区としの発展もめざましく、レストランや高級ブランドショップが立ち並ぶ。由緒正しき土地であるため、米国大使館やグロブナー・スクエア、ロイヤル・アカデミー・オブ・アーツ、といった英国にとって重要な機関がここにある。また、以前に住宅であった建物を改装してオフィスにしたり、本社を設けている企業も多い。イギリス版のモノポリーでは、最も高額の不動産がある街とされている。
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