
(左)2頭のペンギンが寄り添い、お互いの翼の先にそっと触れている、極めて優美な構図を持つ作品である、パングワン クリップ。(中)無数のファイアを秘めたホワイトオパールのカボションから生まれたエキュル クリップ。レッドとグリーンの遊色が際立つ46.22ctものストーンの両側を支える2匹のリスが鼻を寄せ合っている姿が愛らしい。(右)ピンクゴールドとホワイトゴールドから成るいたずらなガチョウが、楽しげで心弾む光景を作る。それぞれに違ったポーズで表現されたオワ クリップ。
楽園の動物たち
「この作品は、これからノアの方舟に乗りこもうとする、動物たちの生き生きとした姿を描いています。描かれている動物たちが非常に多岐にわたり、そして非常にバイタリティー、生命力にあふれている。また、自然界をたたえるような雰囲気が感じられます。生きていること、命あることが本当に美しいのだということを感じさせてくれる絵画だと思います。そして、これは私どもメゾンの大きなテーマであり、作風の柱になってきたことでもあるのです」
とベロワー氏が話すように、創業以来、ヴァン クリーフ & アーペルは、自然を大切なテーマの一つとしてきた。その動物たちに特別なオマージュを捧げ、その生命力の美しさと豊かさ、多様性を描き出している。
「自然、動物をモチーフとしたジュエリーを得意とする私どもではありますが、今回のアプローチとして、動物たちが密かに集まっているのを、どこからかのぞき見しているような、ワクワクドキドキする、子供心をくすぐられる、夢のような世界――そういったものを意識しました」
これを実現するために、大きく分けて二つの方向性で、メゾン独自の良さを出したのだという。一つ目は作品にちょっとした遊び心や楽しみを持たせたこと。
「今回のコレクションで“遊び心"あるのは、エレファン クリップがやはり一番かな、と個人的には思います。この“つがいのゾウ"は、まるで遊んでいるかのよう。実はこのゾウ、果物を抱えているのですが、あきらかにそちらを見ながら意識をして戯れている様子ですね。これは非常に楽しく、遊び心がある作品に仕上がっています」
とベロワー氏が話すように、創業以来、ヴァン クリーフ & アーペルは、自然を大切なテーマの一つとしてきた。その動物たちに特別なオマージュを捧げ、その生命力の美しさと豊かさ、多様性を描き出している。
「自然、動物をモチーフとしたジュエリーを得意とする私どもではありますが、今回のアプローチとして、動物たちが密かに集まっているのを、どこからかのぞき見しているような、ワクワクドキドキする、子供心をくすぐられる、夢のような世界――そういったものを意識しました」
これを実現するために、大きく分けて二つの方向性で、メゾン独自の良さを出したのだという。一つ目は作品にちょっとした遊び心や楽しみを持たせたこと。
「今回のコレクションで“遊び心"あるのは、エレファン クリップがやはり一番かな、と個人的には思います。この“つがいのゾウ"は、まるで遊んでいるかのよう。実はこのゾウ、果物を抱えているのですが、あきらかにそちらを見ながら意識をして戯れている様子ですね。これは非常に楽しく、遊び心がある作品に仕上がっています」
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