
(左)大正8(1919)年建築の「旧白崎医院」。この時代の建物がこれほど完全な形で、保存されている例は少ないという。酒田市の指定有形文化財でもある。
(中)大正8年、白崎医院が建築されたばかりのころの写真が館内に残っている。当時、往診へは人力車で向かった。白崎医院には人力車専用の車庫もある。
(右)江戸時代、安政年間から続く老舗の料亭「香梅咲」。受け継がれた伝統の味を今も守り続ける。
(中)大正8年、白崎医院が建築されたばかりのころの写真が館内に残っている。当時、往診へは人力車で向かった。白崎医院には人力車専用の車庫もある。
(右)江戸時代、安政年間から続く老舗の料亭「香梅咲」。受け継がれた伝統の味を今も守り続ける。
最近の話題といえば、映画「おくりびと」の撮影にも使われた「旧割烹小幡」。ここは、昭和4年刊の松川二郎著『全国花街めぐり』においても「山海の景勝をあつめて眺望絶佳設備また最もよく整ひ、庄内随一といはれる代表的料亭」と絶賛された建築物だ。
レンガ造りの洋風建築と和風建築という二つの要素で構成された建物は、まるで当時の和洋折衷文化そのものを表しているよう。現在、内部は一般公開され、映画の再現シーンなどが展示されている。
日和山公園内に位置するのが、市内唯一の木造洋風建築「旧白崎医院」。全国から選りすぐりの木材を集め、4年もの歳月をかけて、大正8(1919)年に建築された。
院内は、ドイツから輸入した医療用照明やプレス鉄板を使った天井下地など、先端設備がふんだんに用いられている。さらに、医院の前には人力車と車夫が常時控え、救急車のように緊急時にも対応していたという。建物だけでなく技術面でも、当時の日本の粋(すい)が垣間見られる施設だ。
同じく日和山公園にある洋式木造六角灯台は、明治28(1895)年に建てられたもの。高さ9メートル、一辺の長さ約3メートル、現存する日本最古の木造灯台である。酒田湊の繁栄を見守ってきた白い灯台は、今は歴史的建造物として人々に当時の栄華を伝える。
レンガ造りの洋風建築と和風建築という二つの要素で構成された建物は、まるで当時の和洋折衷文化そのものを表しているよう。現在、内部は一般公開され、映画の再現シーンなどが展示されている。
日和山公園内に位置するのが、市内唯一の木造洋風建築「旧白崎医院」。全国から選りすぐりの木材を集め、4年もの歳月をかけて、大正8(1919)年に建築された。
院内は、ドイツから輸入した医療用照明やプレス鉄板を使った天井下地など、先端設備がふんだんに用いられている。さらに、医院の前には人力車と車夫が常時控え、救急車のように緊急時にも対応していたという。建物だけでなく技術面でも、当時の日本の粋(すい)が垣間見られる施設だ。
同じく日和山公園にある洋式木造六角灯台は、明治28(1895)年に建てられたもの。高さ9メートル、一辺の長さ約3メートル、現存する日本最古の木造灯台である。酒田湊の繁栄を見守ってきた白い灯台は、今は歴史的建造物として人々に当時の栄華を伝える。