
モーターサイクルコートをほうふつさせるダブルフェースのカシミアコート712,800円。カシミアのクルーネックニット345,600円、フロッキー加工のデニム122,040円、カーフスキンのクラッチバッグ 291,600円。

GIORGIO ARMANI for BUGATTI 史上最高の
ドライビング・ワードローブ
ドライビング・ワードローブ
Text Shuhei Toyama
ブガッティといえば1909年にイタリア人のエットーレ・ブガッティがアルザスに設立。革新的技術で幾多のグランプリレースで優勝を果たしただけでなく、デザイン的にもアーティスティックなフォルムで時代をリードしたフランスの名門自動車メーカーである。1998年の復活後に登場したヴェイロン、今年発表のシロンは、ともに卓越した性能とデザインだけでなく、ジェントリーでエレガンスなユーザーをメーカー側が選別する販売法を取り、真の自動車マニアを驚嘆させたスーパーカーの地位を確立している。
筆者が初めてヴィンテージ・ブガッティを見たのは、ある雑誌の企画でカージャーナリズムの草分けである故小林彰太郎氏とお会いした時だった。「モンテカルロのクラシックカーラリーに僕はタイプ51というグランプリ・ブガッティで出場したのだけれど、三つのペダルの間隔がすごく狭く、おまけに足もとはむき出しのフライホイールがブン回っている。僕の靴のヘリは何度も機械にかみ付かれて冷や汗をかいたよ」と、笑いながら教えてくれた。
筆者が初めてヴィンテージ・ブガッティを見たのは、ある雑誌の企画でカージャーナリズムの草分けである故小林彰太郎氏とお会いした時だった。「モンテカルロのクラシックカーラリーに僕はタイプ51というグランプリ・ブガッティで出場したのだけれど、三つのペダルの間隔がすごく狭く、おまけに足もとはむき出しのフライホイールがブン回っている。僕の靴のヘリは何度も機械にかみ付かれて冷や汗をかいたよ」と、笑いながら教えてくれた。