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石川光一 いしかわ・こういち
1949年生まれ。東 京浅草で100年以上続く石川工房の3代目。18歳で金工工芸家・武藤正氏に入門、金細工を習得後、祖父、伯父、父等に技法を習い、新しい作品を創り出す。内閣総理大臣賞、東京都知事賞受賞。
世界中に金細工の技術はある。それはどれも至ってシンプルなもので、一言でいえばたたいて形を作る。日本の金細工も同じだ。
「金を木槌で延ばし、あてがねを使って支え、金槌でたたいて形を作っていく。こうした手法や使う道具は、江戸時代から変わっていません。非常にシンプルな技術ですから、可能性は無限とも言っていいほど広く、とても面白い。一見シンプルなものが実は非常に手が込んでいるということも少なくない。例えばおりん。これを『型に溶かした金を流し込んで作っている』と思っている方が多いんですが、これは30以上の工程を経て、手作りします」
 このように手作業で丁寧に作られるおりんは、世界に一つだけの特別な存在となる。
「おりんはシンプルなだけにほんの少しのミスも許されない。こういう一見簡単なものほど、集中しなければ作れません」
 石川氏の作ったおりんの音色を聞いてみると、涼やかに1分近くも続いた。この美しい響きとともに、先祖への祈りを捧げる朝は、何ともすがすがしいものになるだろう。
 このおりんを取り扱うのが、金製品においては日本有数の規模となる銀座SGC。金の専門店として、さまざまな金製品を取りそろえるだけでなく、相談から買い取りまで、顧客の幅広い要望に応えてくれる。専門家による無料鑑定、鑑別、洗浄などの細やかなサービスを用意し、個室での対応も行っているので、安心して相談できるのがうれしい。
 資産として価値があるというだけでなく、その美しさに触れることで、日々の暮らしがより豊かになる金。日本の伝統的な工芸品という形ならなお一層、親から子へ、子から孫へと伝えていく“家宝"にふさわしい。あらゆる姿になりうる金の魅力を、今こそ新たな視点で見直すときなのかも知れない。

●銀座SGC 
東京都中央区銀座5-7-10 ニューメルサ3F 
営業時間11:00~20:00 
フリーダイヤル0120-37-5614 

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