

愛車を最高のオーディオルームに変える/メルセデス・ベンツ×ソニックデザイン
Photo TONY TANIUCHI Text Ichiko Minatoya
自宅に専用のオーディオルームは作ったが、忙しくて、実際に聴くのは週に一度あるかないか……。そんな人にこそ、このカーオーディオを試してほしい。運転席が、大切な人を乗せる助手席が、最高の音が聴けるベストポジション。微細な音色までも再現するこのオーディオが、愛車を最高の癒やしの場に変えてくれる。
メルセデス・ベンツの中核モデル「Eクラス」に専用オプショナルサウンドシステムとして搭載される、ソニックデザインのオーディオ「Eクラス サウンドスウィート」は、2009年発表の「CL550サウンドスウィート」、10年発表の「CLSサウンドスウィート」、11年発表の「CLサウンドスウィート(第2世代)」に続く、サウンドスウィートシリーズの4作目。完全受注製作方式コンプリート・カーオーディオで、Eクラスの車体形状や車室内音響の特性に最適化した、専用コンポーネント群を、ソニックデザインが設計開発。専任の技術者が車両へと架装し、一台ごとに綿密なサウンドチューニングを行い、音質に関わる全工程を担当する。メカに詳しくない人にも分かるように表現すると、オーディオルームで聴く、あの完璧な音を車内で再現できるシステムといえばいいだろうか。
普通オーディオルームはスピーカーを左右対称に置き、その音のクロスする地点に座って音楽を聴く。内装材も統一し、音の反響を均一にする。ところが、車はさまざまな内装材を使い、形も凹凸があるため、音の反射はバラバラ。しかも左右のスピーカーから等間隔の位置に座ることは不可能だ。だが、サウンドスウィートはそうした音にとっての悪条件を見事にクリア。左右のスピーカーから再生される音の速度をずらすことで、音が届く時間をコントロールし、運転席を音のセンターに置いたのだ。車体共鳴による雑音が起きにくいだけでなく、車外への音漏れもほとんどない。サラウンドが主流の中、あえてスピーカーの数を四つに絞り、スピーカーの数で音の厚みを出すのではなく、それぞれのスピーカーから純度の高い音を出すことで、音の深みを再現した。
普通オーディオルームはスピーカーを左右対称に置き、その音のクロスする地点に座って音楽を聴く。内装材も統一し、音の反響を均一にする。ところが、車はさまざまな内装材を使い、形も凹凸があるため、音の反射はバラバラ。しかも左右のスピーカーから等間隔の位置に座ることは不可能だ。だが、サウンドスウィートはそうした音にとっての悪条件を見事にクリア。左右のスピーカーから再生される音の速度をずらすことで、音が届く時間をコントロールし、運転席を音のセンターに置いたのだ。車体共鳴による雑音が起きにくいだけでなく、車外への音漏れもほとんどない。サラウンドが主流の中、あえてスピーカーの数を四つに絞り、スピーカーの数で音の厚みを出すのではなく、それぞれのスピーカーから純度の高い音を出すことで、音の深みを再現した。