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たっぷり金箔を施した教会内部と守護聖人像。
中世時代、このテルエルではキリスト教徒とイスラム教徒、ユダヤ教徒の関係が比較的安定した共存期があった。毛織物の商いによる繁栄で、豪壮なムデハル建築やキリスト教聖堂などが今日にも残り、世界遺産となっている。
 このテルエルが多くの血を流したのは、むしろスペイン内戦であった。共和党から国民党がテルエルを奪回する3ヶ月の間に10万人以上が命を落とした。
 が、今日テルエルがスペイン人に好まれるのは、むしろロマンチックな悲恋の話だ。13世紀スペイン版のロミオとジュリエットで、ムデハル様式の塔がそびえるサン・ペドロ教会には、永遠の愛を誓う二人の遺骸が祭られている。
イスラムと西欧の建築が融合した街並み。
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