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(左)教会に祭られた悲劇の恋人達の遺骸。
(右)1986年にムデハル様式の建築物として世界遺産に登録されたサン・ペドロ教会。金箔、ステンドグラス、星空の天井などが鮮やかだ。
バレンシア、テルエル、クエンカへの旅 Vol.2
Photo Masahiro Goda Text Koko Shinoda
Special Thanks National Tourist office of Spain、Valencia Tourism & Convention Bureau
世界遺産の山岳都市
Teruel テルエル

深い山間に守られ、数世紀変わることない孤高の町の風景。時空を超えて旅人を誘う、密やかなドラマの痕跡を辿る。

美しい悲恋を語る山岳都市

 トゥーリア川は、その約150㎞北西、山奥のテルエルの町に水源を持つ。バレンシアの穏やかな弧を描く海岸線やのんびりした水田地帯の風景から一変し、荒々しく険しい山岳地帯が、バレンシアの西に迫っている。
 アラゴン地方の主都でありながら、テルエルには鉄道が発達していない。南西約100kmのクエンカの町までは、険しい山道のドライブとなる。まるで恐竜の背のような岩肌の山が続くが、この一帯は恐竜の化石が多く発掘されているという。
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