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(上)「コラボレーション」より、ミニ、2016年。このストライプ柄のローバー社(当時)のミニは、本展で世界初公開となる。©Paul Smith Ltd.
(左)「コラボレーション」より、エビアン、2009年。その他、カメラ、オートバイ、スノーボードなど、さまざまなコラボレーション作品も展示されている。©Luke Hayes
(右)有名カメラマンやポール自身によって撮影された広告キャンペーンの写真を集めた「プロモーション」。掲載された雑誌やパネルなどを通して紹介されている。©Antony Crolla
もう一つ、見逃せないのが、ローバー社(当時)とのコラボレーションによって実現したストライプ柄の「ミニ」である。今回は、新たに発表されたストライプ柄を日本での展示用に装飾した、世界初公開のミニが現物展示されている。この他、「コラボレーション」としてカメラやオートバイ、スノーボードなどさまざまな作品を紹介。ジャンルを超えたポール・スミスの世界を体感することができる。
 裏地にこだわったスーツやネクタイなど、伝統と現代性を共存させたコレクションは、過去のものから2016年春夏まで豊富なラインアップを展示。服の他に、ポール・スミス社デザインの世界のショップも、店に対するポールの思いとともに紹介される。
 自身のブランドを3m四方の1号店から世界を代表する存在へと成長させたポールは、日頃から「若者たちに自分の姿を見て夢を持って欲しい」と考えているという。そのメッセージは、今回の展覧会の随所から伝わってくる。最も顕著なのは、展示の最後で、壁に貼られた巨大付箋(ふせん)に書かれた“EVERY DAY IS A NEW BEGINNING"という言葉。これはポールが大好きな言葉で、ポールが社員のパソコンにこう書いた付箋を貼り付けておき、翌日出社した社員がそれを見て再びやる気を出す、というコミュニケーションが日常的に行われているそうだ。会場では、同じ言葉が来場者に向けて伝えられている。
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