
毎正時ごとに、分針が0復帰すると同時に、C字形のジャンピングアークと呼ばれるミニッツトラックが90度反時計回転し、時刻を示すプリズムが現れる。
もう少し具体的に説明していこう。このページに紹介しているモデルは、現在時刻9時17分あたりを示している。このまま分針が進んで10時ちょうどになると、分針は0復帰すると同時に、C字形のジャンピングアークと呼ばれるミニッツトラックも90度反時計回転する。すると、6時位置にアラビア数字の10が顔を出す。11時には、ジャンピングアークがさらに90度回転し、3時位置に11が現れ……という動きが続く。つまり毎正時ごとに、ムーブメントによるドラマチックなページェントが繰り広げられるのだ。その動きは高級時計ならではの精緻(せいち)さにあふれ、優雅でさえある。それでいて、時刻が一目で分かる視認性の高さも押さえられている。
では、5本のプリズムはいつ切り替わるのか? 実は9時30分になると、3時位置のプリズムが回転し始め、数分かけて11にチェンジし、1時間半後の登場の準備を整えるのだ。すでにお察しの通り、12時位置に12・4・8、9時位置に1・5・9、6時位置には2・6・10、3時位置には3・7・11が潜んでいる。
では、5本のプリズムはいつ切り替わるのか? 実は9時30分になると、3時位置のプリズムが回転し始め、数分かけて11にチェンジし、1時間半後の登場の準備を整えるのだ。すでにお察しの通り、12時位置に12・4・8、9時位置に1・5・9、6時位置には2・6・10、3時位置には3・7・11が潜んでいる。