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明治大学米沢嘉博記念図書館
書架にずらりと並ぶ『少年ジャンプ』『少女コミック』マンガ。明治大学では、2008年に国際日本学部を開設し、海外からも日本のカルチャーとして評価が高いマンガの研究・教育などを推進しており、大学全体の取り組みとして東京国際マンガミュージアムの開設に取り組んでいる。
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地下鉄神保町駅から徒歩8分。本の町、猿楽町にある明治大学米沢嘉博(よねざわよしひろ)記念図書館は、「戦後マンガ史三部作」などを著し、「コミックマーケットの父」と呼ばれるマンガ評論家、故・米沢嘉博氏が蒐集(かしゅう)した資料を所蔵する、マンガとサブカルチャーの専門図書館だ。
 コミックマーケットは、年間100万人以上を動員する世界最大の同人誌の展示即売会。米沢氏は1975年の第1回コミックマーケット創設メンバーであり、長年、その準備会の代表を務めた。マンガを中心に表現の場を創出することに注力し、かつ、作品を俯瞰(ふかん)的に見るためにマンガ雑誌や単行本、その他の資料を集めた。その数、およそ14万冊。ビル1棟分の蒐集品が、遺族の協力のもと、母校である明治大学に寄贈された。明治大学には、貸本屋を営んでいた故・内記稔夫(ないき としお)氏が蒐集した約18万点を収蔵する現代マンガ図書館もあり、近い将来、2館を含めた東京国際マンガミュージアムをオープン予定。米沢嘉博記念図書館は、先行開館という位置付けだ。
 1階は誰でも利用できる無料展示室。2階は明治大学学生・教員以外は1日300円からの会費を払って会員登録すれば利用できる開架閲覧室および書架となっており、基本的に館内でのみ閲覧が可能だ。
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