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1. 税関などの古いビルも港の趣を感じさせる。
2. 商業港を望む、バレンシアのビーチ。
3. デビッド・チッパーフィールドによるマリーナ・ビル。観戦席に最適だ。
4. 昔の建物を改造して活用しているものが多い。
5. コンクリート・ファサードのブランド・ビルも登場した。
6. ディスコテックに改造されて、週末は若者が集まる。
スポーツをキーワードに
トゥーリア・ガーデンによって、バレンシアの町を海へと拡張することがこの都市開発の課題だ。かつてコンパクトな町であったバレンシアは、川を埋め、その両岸を一体化するとともに、廃れていた海辺を開発することで、活気ある海辺の都市として生まれ変わろうとしている。
 これを大きく後押ししたのが、2007年のアメリカズ・カップ。商業港に隣接して、「ファン・カルロス1世ロイヤル・マリーナ」が整備され、英国の建築家、デビッド・チッパーフィールドによる前衛建築が観戦場として設けられた。
 周辺は郊外の安い住宅地であったのだが、瀟洒なシーサイド・タウンへと変貌しつつある。5ツ星のリゾート・ホテル、レストラン、ショッピング・モールなどが次々と開業した。バレンシアの中心部からはトラムが運行し、15分ほどで海辺に出ることができる。海辺に沿って、「オレンジの花の海岸」という名称に相応しいプロムナードが7㎞も続く。
 2010年はF1・ヨーロッパ・チャンピオンシップの開催地ともなり、海辺のレース・コースが設けられ、一帯はさらに改善されていた。アメリカズ・カップの成功もあり、バレンシアは近年各種スポーツ・イベントの誘致に力を入れている。人気の地元スポーツ、サッカー然り、開発と市民生活において「スポーツ」はキーワードになっている。
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