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(上)ペイントした各パーツが時計として組み立てられた“完成形”を思い描きながら繊細な作業となった。(下)ブリッジや香箱などの微細なパーツ上に、シリル・コンゴならではの躍動的な世界が展開されている。
シリル・コンゴは、パリを拠点とするグラフィティアーティストで、20年以上にわたり世界のグラフィティアート界をリードし続けてきた。ストリート感覚の一方、洗練されたスタイルを特徴とする彼と、リシャール・ミルとのコラボレーションが「RM 68-01」で実現した。リシャール・ミル本人は、こう説明する。
「私の狙いは、時計の心臓部にシリル・コンゴのアートを引き込むことでした。彼はムーブメントやトゥールビヨン、ケースやダイヤルも使い、時計製作技術の壁を乗り越え、自分自身の芸術を完成させたのです」
アートピース「RM 68-01」は、アシンメトリーなフェースに合わせ、アシンメトリーに設計されたトゥールビヨン・ムーブメントを搭載。そのブリッジや香箱などの微細なパーツを始め、文字盤外縁のフランジ部分に、彼のアートペイントが施された。透明な文字盤パーツ上にも、モデル名やシリル・コンゴのサインが手描きされている。通常は巨大な壁に描かれるグラフィティアートの世界が、約5㎝四方の極小の世界でも、色彩豊かに躍動しているのが分かる。
(上)30本分の多数のパーツは、シリル・コンゴのまさに手描きであるため、一つとして同じものは生まれない。(下)このモデルを制作するために開発された特殊なエアブラシで塗料を一滴ずつパーツにペイントした。
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