

(左)明るい光があふれるリビングダイニングは、アメリカ西海岸をイメージ。珪藻土(けいそうど)の壁に無垢(むく)のオーク材の床など、自然素材に囲まれている。
(右)2階のホールにライブラリーを設置。トップライトから入る光は1階まで届く。
(右)2階のホールにライブラリーを設置。トップライトから入る光は1階まで届く。

光と風をデザインするリノベーション
Text Mayumi Sakamoto
パッシブデザインは、光や風を取り入れ、自然のエネルギーを住環境に生かす建築手法。ロハススタジオが提案するのは、パッシブデザインを採用したリノベーションである。再生された住まいにさらなる価値をプラスして、真の豊かさを享受するオンリーワンのマイホーム。
木のぬくもりを生かしたアメリカンスタイルの住まい。デザインと住宅性能にこだわったリノベーションに定評のあるロハススタジオが手掛けた東京・I邸では、柔らかな光が入り、爽やかな風がカーテンを揺らす。2階へとつながる階段まわりは吹き抜け空間。屋根に設置した天窓から入る自然光が回り込む。光と風を最大限に取り入れるパッシブデザインを生かしたリノベーション。光が降り注ぎ、風が吹き抜ける心地良い空間は、計算し尽くされたものである。
パッシブデザインは、ドイツなど環境先進国から始まった建築概念。ロハススタジオでは、新築はもちろん、リノベーションにもパッシブデザインを取り入れ、新たな価値がプラスされた住まいを提案している。I邸では子供たちを育てた愛着のある家を生かしながら、夫婦二人の生活に合わせてリノベーション。光と風を取り入れながら断熱効果を高めることで、快適な住環境を実現している。また気密性が高いので、エアコン一台でも夏涼しく冬は暖かい。人にも地球にも優しい理想の住まいに再生された。「心地良い」という言葉は感覚的なものだが、パッシブデザインを採用すると、住宅の性能や快適性を数値化することができる。しかも、住宅性能そのものがアップするので、省エネにもつながる。
パッシブデザインは、ドイツなど環境先進国から始まった建築概念。ロハススタジオでは、新築はもちろん、リノベーションにもパッシブデザインを取り入れ、新たな価値がプラスされた住まいを提案している。I邸では子供たちを育てた愛着のある家を生かしながら、夫婦二人の生活に合わせてリノベーション。光と風を取り入れながら断熱効果を高めることで、快適な住環境を実現している。また気密性が高いので、エアコン一台でも夏涼しく冬は暖かい。人にも地球にも優しい理想の住まいに再生された。「心地良い」という言葉は感覚的なものだが、パッシブデザインを採用すると、住宅の性能や快適性を数値化することができる。しかも、住宅性能そのものがアップするので、省エネにもつながる。