




1. 特別室専用の入り口となる東門。数寄屋造り平屋建ての離れになっている特別室「寿苑」と「椿苑」は、部屋の前まで車で乗り付けることができる。まさに別荘感覚だ。
2. 特別室「椿苑」のリビングから中庭を眺めて。四季を感じることができる花木や、石、灯籠などが配された本格的な日本庭園は、朝夕の食事をする大広間から眺めても美しい。
2. 特別室「椿苑」のリビングから中庭を眺めて。四季を感じることができる花木や、石、灯籠などが配された本格的な日本庭園は、朝夕の食事をする大広間から眺めても美しい。

雲仙の懐、伝統の宿
旅亭 半水盧
旅亭 半水盧
Photo Satoru Seki Text Ayuko Miura
雲仙の移りゆく自然を堪能できる、贅沢な宿がある。6000坪の敷地に立つ数寄屋造りの客室はわずか14棟。美食、美肌湯、もてなしにこだわった心地良い宿だ。ここでしか味わえない至福のひとときを、ぜひ。
春夏秋冬それぞれに絶景を見せてくれる雲仙。その姿を堪能する旅に出掛けよう――そう思い立ったとき、お薦めしたい隠れ宿がある。雲仙国立公園内に立つ旅亭「半水盧」だ。
耳を澄ませば、静寂の中、水の音がかすかに聞こえる。6000坪の広大な敷地に独立型客室がわずか14棟という、なんとも贅沢な宿である。中でも2棟だけの特別室「寿苑」と「椿苑」は、90坪平屋建ての完全な離れに露天風呂を備えた造り。専用門をくぐった瞬間から、雲仙の地を手に入れたかのようなプライベート空間に旅の疲れが癒やされていく。
客室は全て、本格的な数寄屋造り。繊細な細工を施した欄間など、伝統技法が目を楽しませてくれる。聞けば、京都から呼び寄せた宮大工が3年かけて建設したもので、その完成度の高さは建築家も見学に訪れるほどだという。
※写真のキャプション
3. 特別室の露天風呂は源泉かけ流し。雲仙温泉の中でも特にメタケイ酸が強いこの宿の温泉は、“美肌効果"が高い。他に10畳ほどの和室、ソファのある居間、ベッドを備えた寝室などで構成される。
4. 四阿「洗心庵」のつくばいには、水琴窟の音色が響く。
5. 宿を囲む長い太鼓塀。和にこだわったこの宿らしい意匠を感じる。
耳を澄ませば、静寂の中、水の音がかすかに聞こえる。6000坪の広大な敷地に独立型客室がわずか14棟という、なんとも贅沢な宿である。中でも2棟だけの特別室「寿苑」と「椿苑」は、90坪平屋建ての完全な離れに露天風呂を備えた造り。専用門をくぐった瞬間から、雲仙の地を手に入れたかのようなプライベート空間に旅の疲れが癒やされていく。
客室は全て、本格的な数寄屋造り。繊細な細工を施した欄間など、伝統技法が目を楽しませてくれる。聞けば、京都から呼び寄せた宮大工が3年かけて建設したもので、その完成度の高さは建築家も見学に訪れるほどだという。
※写真のキャプション
3. 特別室の露天風呂は源泉かけ流し。雲仙温泉の中でも特にメタケイ酸が強いこの宿の温泉は、“美肌効果"が高い。他に10畳ほどの和室、ソファのある居間、ベッドを備えた寝室などで構成される。
4. 四阿「洗心庵」のつくばいには、水琴窟の音色が響く。
5. 宿を囲む長い太鼓塀。和にこだわったこの宿らしい意匠を感じる。