
ドゥブロブニク周囲には無数の小島が浮かぶ。街中心部の喧噪を避けて無人の小島を訪ねるのもリゾートの楽しみだ。島巡りのツアーも充実している。
ドゥブロブニクと近隣諸国の新たな架け橋となるのは海路ばかりではない。代表格のイージージェットをはじめとする欧州の格安航空路線が集中するのもドゥブロブニクなのだ。往復100ユーロ以下で見つかる航空券と、小さなボストンバッグのみという軽装でやってくる短期滞在者も多い。「パリやロンドンを訪れたついでに、週末のみの気軽なバカンスをドゥブロブニクで…」というスタンスは、大都市に隣接した楽園ドゥブロブニクゆえの距離感だろう。空路でのアクセスにはさらに選択肢がある。空のクルージングとでもいうべきプライベート・ジェットによるチャーターフライトだ。もともと飛び地という地理的な事情を抱えた土地柄だけに、玄関口となるドゥブロブニク国際空港以外にも軍民共用の空港やアエロクラブといったチャーターフライト用の施設が点在し、サービスも充実している。当然ながらイタリアやオーストリアといった近隣諸国からの『国際便』も多い。今日、欧州の富裕層の多くが利用するアクセスである。
『アドリア海の真珠』という枕詞を冠して語られる土地柄だが、ドゥブロブニクの魅力は海ばかりではない。市中のすぐ背後にそそり立つ断崖を登り詰めたところに広がるのが市中を見下ろすスルジュ高原だ。現在、この高原では、旧市街をしのぐ規模面積の観光整備計画が進行中だ。その中核となるのが310ヘクタールにおよぶゴルフ場。18ホール、6ホールという、それぞれ高原の地形を活かした2コースのドラフトをひいたのが、ホワイト・シャーク、グレッグ・ノーマンである。彼はコース設計以外にも、自身のゴルフアカデミー練習場を併設し、バルカン半島におけるゴルフの拠点づくりを画策中だ。このほか27ヘクタールの土地に、乗馬クラブ、ウェルネスセンター、屋外音楽堂などの施設を集中させ、周囲をヴィラやペンションで取り囲む、という計画も建設の進展に伴い全容を見せ始めている。『アドリア海の真珠』と謳われてきた街は、新しい輝きを放ち続ける。
『アドリア海の真珠』という枕詞を冠して語られる土地柄だが、ドゥブロブニクの魅力は海ばかりではない。市中のすぐ背後にそそり立つ断崖を登り詰めたところに広がるのが市中を見下ろすスルジュ高原だ。現在、この高原では、旧市街をしのぐ規模面積の観光整備計画が進行中だ。その中核となるのが310ヘクタールにおよぶゴルフ場。18ホール、6ホールという、それぞれ高原の地形を活かした2コースのドラフトをひいたのが、ホワイト・シャーク、グレッグ・ノーマンである。彼はコース設計以外にも、自身のゴルフアカデミー練習場を併設し、バルカン半島におけるゴルフの拠点づくりを画策中だ。このほか27ヘクタールの土地に、乗馬クラブ、ウェルネスセンター、屋外音楽堂などの施設を集中させ、周囲をヴィラやペンションで取り囲む、という計画も建設の進展に伴い全容を見せ始めている。『アドリア海の真珠』と謳われてきた街は、新しい輝きを放ち続ける。