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千葉×アート~「清方美人」に会う~
千葉市美術館「鏑木清方と江戸の風情」展
(左)鏑木清方《西鶴 五人女のおまん》明治44(1911)年 名都美術館蔵。(中央)鏑木清方《花見
幕》昭和13(1938)年頃 島根県立石見美術館蔵。(右)鏑木清方《虫の音》昭和22(1947)年 鎌倉
市鏑木清方記念美術館蔵

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〆切:9月24日(水)
定員:5組10名様
美人画の巨匠、鏑木清方(かぶらききよかた)の展覧会「鏑木清方と江戸の風情」展が、9月9日(火)~10月19日(日)まで千葉市美術館にて開催される。
 明治11年に東京神田で生まれ、日本画家として成功を収めた鏑木清方(1878-1972)。清方が自身の造形と題材を模索する中で見いだしたひとつの理想郷は、「江戸の浮世絵」にあった。清方は季節や場所の風情を尊ぶ江戸人の心情に深く共鳴しながら、たおやかで粋な独自の美人画を確立していった。
 本展は「江戸の風情」をテーマに、鏑木清方の仕事を再考。幼い頃親しんだ草双紙や修業時代の制作、画業を貫流する江戸情緒などの視点から、清方と江戸とのつながりを探る。また関連する江戸期の作品を並べ、清方作品との共通項を観察する。
清方が画風を確立するに至った重要な存在が「浮世絵」だ。自らも浮世絵師の系譜でありながら、その流れとは異なる明和~天明期の浮世絵に傾倒。画風にそのエッセンスを取り込むことで、清方の美人画が確立していく。その一方で、清方は明治20~30年代の日常に残る「江戸」の風情にも目を向け、身の回りの何気ない暮らしを生涯にわたり描き続けている。
 清方作品の中でも江戸の風情を感じられる作品、そして清方の愛した浮世絵あわせて約170点を紹介。鈴木春信や勝川春章など清方が理想とした浮世絵の世界を本人の作品と並べ、清方の画業にどのような役割を果たしたのかを考える。

●鏑木清方と江戸の風情
会期:9月9日(火)~10月19日(日)、10月6日休館
開館時間:10:00~18:00(金・土は~20:00) ※入場受付は閉館の30分前まで
観覧料:一般1,000円、大学生700円。 ※10月18日(土)は観覧無料
会場:千葉市美術館(千葉市中央区中央3-10-8)
TEL:043-221-2311
http://www.ccma-net.jp/
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