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不朽の冒険歴史小説『バウンティ号の反乱』
ジェームス・ノーマン・ホール・ホーム
タヒチや南太平洋を舞台にした小説を執筆した作家は多い。子ども向けの海洋小説『宝島』の著者スチーブンソンもタヒチを南太平洋の楽園と称したが、タヒチを最も書き残したのが、このジェームス・ノーマン・ホールだ。中でも『バウンティ号の反乱』は、欧米でも人気が高い。
 これは18世紀に英国の武装船「バウンティ号」で実際に起きた事件を、ホールが友人の作家チャールズ・ノードホフと共著で、読み応えのある歴史・冒険小説に仕立てた。ハリウッドなどで何度か映画化され、クラーク・ゲーブルやメル・ギブソンが主演を務めた。ホールは米国アイオワ州の出身で、第二次世界大戦に従軍した後、タヒチへ移住。タヒチの女性と結婚し、30年間をここで過ごした。1951 年にタヒチで亡くなったホールは、マタベイ湾を望む墓に永眠する。
 永遠に見果てぬ楽園の夢に生きたホール。現在、パペーテにある、彼が生活していた木造コロニアル風の家が一般公開されている。
 館長のヴィヴィアン・ミレットさんは、バウンティ号の反乱者らが軍法会議を恐れて逃げ込んだという、タヒチ島の南東約 2000㎞ に位置するピトケアン島を訪ねたことがあるという。
「断崖絶壁の孤島です。1930 年代には、反乱者らの子孫が約 230 人にまで増えましたが、その後人口が流出。今では 50 人ほどの島となりましたが、車も走っていますし、電気もあります。タヒチ語の混ざった古代英語を話す住民は、タヒチアンの温かさを引き継いでいます」
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