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千住博《光》1989(平成元)年 紙本金地・彩色 山種美術館
「水」を描いた絵画で涼を楽しむ
山種美術館「水の音 ―広重から千住博まで―」展
暑さ厳しいこの季節。快適な美術館で、涼を感じられる「水」をテーマにした絵画鑑賞はいかがだろう。
 「水の音 ―広重から千住博まで―」展が、7月19日(土)~9月15日(月・祝)まで東京・広尾の山種美術館にて開催されている。
 海に囲まれ自然に恵まれた日本において、水は身近な存在であり、美術の世界でも古来様々な姿で表現されてきた。形のない対象をいかに描くかという課題は、多くの画家が挑戦したテーマであった。本展では、山種美術館所蔵の優品を選りすぐり、22年ぶりに六曲二双の全てを公開する橋本関雪の大作《生々流転》、夕立に急ぐ人々を臨場感豊かに描いた歌川広重の浮世絵、勢いよく流れ落ちる滝を描いた千住博の「滝」シリーズなど、江戸から現代に至るまでの作品の数々を「川」「海」「滝」「雨」の主題に沿って紹介。特に「水の音」に焦点を当て、視覚だけでなく聴覚も働かせながら作品を鑑賞し、作品から想起される音に想像を膨らませながら楽しむことができる。
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