PAGE...1|2|3|4|5|6|7
 代わって、H.モーザー、マキシミリアン・ブッサー&フレンズ、HYT、クリストフ・クラーレなど、日本の時計愛好家からも評価の高いハイエンドな独立系の9ブランドが、「カレ・ドゥ・オルロジェ(高級時計スクエアとでも訳したらいいだろうか)」と名付けられたスペースにブースを連ねた。これまでも、彼らはSIHHとタイミングを合わせ、ジュネーブ市内のホテルなどでエキシビションを行っていたが、今回SIHHサイドからのオファーを受け、こちらへの出展となった。
 ビッグブランドが独立時計師やインディペンデントなファクトリーとコラボするケースは、実は少なくない。彼らなくしてハイコンプリケーションや、工芸性の高いモデルはあり得ない、と言っても過言ではない。技術力の高いファクトリーを、ビッグブランドが競って傘下に収める動きも一時顕著だった。
 今回の「カレ・ドゥ・オルロジェ」は、こうした流れを受け、ビッグブランドと独立系ブランドとの連携強化が高級時計の将来にとって不可欠になってきたことを証明するものだろう。ラグジュアリーウオッチは、より希少で独創的な方向を模索し始めた、と言えるかもしれない。
PAGE...1|2|3|4|5|6|7
LINK
STYLE
変化の時、あるいは DNAの再認識 SIHH2017
>>2017.4.7 update
STYLE
BASELWORLD2015 I
>>2015.6.19 update
STYLE
BASEL WORLD 2017 Vol.2
>>2017.5.15 update
STYLE
資産性のある時計 -Asset Watch-
>>2009.5.25 update
STYLE
馥郁の時を生み出す Timepiece Vol.1
>>2015.3.25 update

記事カテゴリー