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表書院の西側には、江戸時代の作庭とされる池泉鑑賞式庭園、林泉が設えられている。「前池躍魚」と称される、象頭山十二勝の一つ。爽やかな風が吹き抜けるここは、文人墨客がよく詩歌に詠んだという。
本宮までの参道は長く続く石段。全 785 段と聞くと身がすくむが、随所に見所があり、意外と苦ではない。急な一之坂を上りつつ「灯明堂」を眺めたり、大門を入ってすぐの広場で飴を売る「五人百姓」の店を覗いたり、「おんひらひら蝶も金比羅参哉」と刻まれた小林一茶の句碑の前で佇んだりするうちに、気がついたら 477 段を上っていた、という感じだ。ここから右手の社務所門を潜ると、表書院がある。万治年間(1658~61年)の建築と伝えられる、入母屋造・檜皮葺のこの建物は、金毘羅大権現に奉仕する別当金光院が諸儀式や参拝に訪れた人々をもてなした客殿。
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