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「讃岐のこんぴらさん」の名で親しまれる金刀比羅宮は、全国に勧請されている「こんぴら様」の総本社。本宮に、大国主神の和魂に当たる大物主神と、讃岐の地に配流され親しくこの山に参籠された崇徳天皇の二方の祭神を祀る。ここからさらに、樹木が鬱蒼とした山道の 583 段の石段を上ると、奥社の厳魂神社に行き着く。
金刀比羅宮
琴平山の山懐、木の間より射す神々の光に包まれて
金刀比羅宮の由緒は、神代の昔に遡る。瀬戸内海の海水が深く湾入し、潮が常に山麓を洗う琴平山に、大物主神が中国・四国・九州を統治する行宮を営まれた、その行宮跡に大神を奉斎したのが始まりだという。この往古の琴平神社が後に金毘羅大権現と改称し、永万元(1165)年に崇徳天皇を合祀。さらに明治元(1868)年に神仏混淆が廃止されたことにより、金刀比羅宮と改称された。本宮の北東側にある高台から、讃岐平野の向こうに広がる瀬戸内海を眺める時、「海の彼方から波間を照らして現れ、国に平安・繁栄をもたらした」と伝えられる大物主神の神徳に触れる思いがする。
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