
(右)オクタ・UTC 自動巻き、ケース径38mm、RGケース×アリゲーターストラップ、5,826,600円
(左) クロノメーター・スヴラン 手巻き、ケース径38mm、Ptケース×アリゲーターストラップ、 4,450,680円
(左) クロノメーター・スヴラン 手巻き、ケース径38mm、Ptケース×アリゲーターストラップ、 4,450,680円
可能性「∞」のオクタ・コレクション
ジュルヌ氏の時計は、19世紀以前からの伝統的な時計づくりの本流にある。メカニズムは古典を模範にしたものでありながら、かつてあったものと全く別の発明だ。古典の再現ではなく、今までにない方法で動かす、それが氏の美意識だ。例えば「クロノメーター・スヴラン」には、19世紀初頭のマリンクロノメーターから得た着想に、際立った精度と56時間のパワーリザーブを両立させる工夫が多数盛り込まれているように。
全コレクションに共通するこの哲学は、自動巻きのオクタ・ムーブメントを搭載したオクタ・コレクションにも貫かれている。ムーブメントは自動巻きでは世界初となる120時間ものパワーリザーブを達成した。長くしなやかで薄い主ゼンマイと効率性の高い自動巻き上げ機構を組み合わせ、長時間の作動と精度の安定という矛盾する課題が克服された。
さらに特異なのは、完成したムーブメントにあらかじめ1mmの空間を用意したことだ。ここは「後に異なる複雑機構を組み込むための未来」。無限大「∞」の可能性を秘めている。
このコレクションのモデルの一つ、「オクタ・UTC」は、カラフルな世界地図を回転させてタイムゾーンとサマータイムの設定が簡単にできるワールドタイム機構を備えている。GMT(グリニッジ標準時)ではなく、あえて国際原子時を基準にした「UTC(協定世界時)」と名付けたところがまたジュルヌ氏らしい。
全コレクションに共通するこの哲学は、自動巻きのオクタ・ムーブメントを搭載したオクタ・コレクションにも貫かれている。ムーブメントは自動巻きでは世界初となる120時間ものパワーリザーブを達成した。長くしなやかで薄い主ゼンマイと効率性の高い自動巻き上げ機構を組み合わせ、長時間の作動と精度の安定という矛盾する課題が克服された。
さらに特異なのは、完成したムーブメントにあらかじめ1mmの空間を用意したことだ。ここは「後に異なる複雑機構を組み込むための未来」。無限大「∞」の可能性を秘めている。
このコレクションのモデルの一つ、「オクタ・UTC」は、カラフルな世界地図を回転させてタイムゾーンとサマータイムの設定が簡単にできるワールドタイム機構を備えている。GMT(グリニッジ標準時)ではなく、あえて国際原子時を基準にした「UTC(協定世界時)」と名付けたところがまたジュルヌ氏らしい。