




1. 18世紀から20世紀のスイス、ドイツ、オーストリアの画家の作品を約600点も展示。
2. ヴィルヘルム・ライブルの「村の政治家」(左から2番目)。
3. 荘厳な扉を開けると白を基調にしたエントランスが広がる。
4. カスパー・ダーヴィト・フリードリヒの「リューゲン島の白亜の絶壁」。
2. ヴィルヘルム・ライブルの「村の政治家」(左から2番目)。
3. 荘厳な扉を開けると白を基調にしたエントランスが広がる。
4. カスパー・ダーヴィト・フリードリヒの「リューゲン島の白亜の絶壁」。
Museum Oskar Reinhart am Stadtgarten
オスカー・ラインハルト美術館 アム・シュタットガルテン
オスカー・ラインハルト美術館 アム・シュタットガルテン
オスカー・ラインハルトが愛した母国・スイスの名画家の作品群
1951 年、オスカー・ラインハルトが健在のころ、アルト・ギムナジウム(体育館)を改築してオープンした「オスカー・ラインハルト美術館 アム・シュタットガルテン」。アム・レマーホルツと並んで、オスカー・ラインハルトの名を冠した美術館だけあり、オスカーが生涯を懸けて収集した名コレクションの中から、主に18 世紀から20 世紀のスイス、ドイツ、オーストリアの画家の作品を約600 点も展示している。
世紀末絵画、象徴主義絵画で知られるベックリンやアンカーからホドラーやセガンティーニ、ジャコメッティといったスイス画家の名作をとりわけ多く見ることができ、また、カスパー・ダーヴィト・フリードリヒやフィリップ・オットー・ルンゲなど、ドイツ・ロマン主義絵画の所蔵はドイツ国外では最大級と言われている。中でも、カスパー・ダーヴィト・フリードリヒの「リューゲン島の白亜の絶壁」は、画家自身のハネムーンを描いた1 枚で、永遠に続く地平線や深い崖といった背景と妻、画家、画家の兄の三人の対比が興味深いドイツ・ロマン主義絵画のマスターピースの一つとなっている。
さらに、ビーダーマイヤー時代の作品や写実主義、ライブルやメンツェル、トーマといった理想主義の作品も多くそろう。また、レンブラント、ゴヤ、 ドーミエ、ロートレック、ゴーギャンなど17 世紀から20世紀にかけての巨匠たちの名作を含む約5000 点の版画と約2000 点の素描・水彩画であるグラフィック・コレクションも必見。約7000 点におよぶ所蔵の中から定期的に展示を入れ替えているので、足を運ぶたびに新しい作品に出合えるのもこの美術館の魅力だ。
●Stadthausstrasse 6
8400 Winterthur
TEL+41 52 267 51 72
http://www.museumoskarreinhart.ch
開館時間/10:00~17:00
(火曜20: 00まで)
休館日/月曜(臨時休館有り)