

(左)フランス印象派の巨匠のマスターピースが一堂に会すアートギャラリー。
(右)アートギャラリーの一番奥に飾られているマネの「カフェにて」。
(右)アートギャラリーの一番奥に飾られているマネの「カフェにて」。
邸宅内は、それぞれの部屋にコンセプトを持たせた展示が施されている。エントランスを抜けた「ルネサンスルーム」では、ルーカス・クラナッハの名作「ヨハネス・クスピニアーン博士とその妻アンナの対画肖像」にお目にかかることができる。クラナッハの最も重要視されるウィーン時代に描かれた代表的な肖像画で、構図、表情、肌の質感など人物の繊細かつ細密な描写はもちろん、背景描写の卓越した表現が素晴らしい。他にも、ハンス・ホルバインやマティアス・グリューネヴァルトを始めルネサンス期に活躍した名画家の作品を随所で楽しむことができる。