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茶馬古道を行く人々が必ず立ち寄ったのが、シャングリラの南東約20キロ、リンガ寺が小山に佇む。小さいがチベット寺としては有名で、ダライ・ラマ5世も訪れた。700年以上の歴史があり、伝説ではチベットを経てここを旅したインドの僧の山羊が、この小山から動こうとしないのでここに寺を建てたという。
 以来、旅のご加護、病の回復などが祈願される寺となり、人々が捧げた山羊や豚、鶏などの家畜が群れをなし、この小山を住処としている。文革の時に多くを破壊されものを、地元の人々が修復した。地元はもちろん、シャングリラよりはるか遠い村から信心深い村人達が通ってくる。
 寺のふもとは、ヤクの牧畜や裸麦などの農業を営む農村地帯が広がる。エーデルワイスの花が咲き乱れ、牧歌的な風情が漂う。その丘陵地帯の田園風景の中にしっとり溶け込んで佇むのが、2005年に開業したリゾート・ホテル、バンヤンツリー・リンガー仁安だ。

(上)リンガ寺と僧侶たち。(下左)草原のヤク。(下右)バンヤンツリー・リンガー仁安。
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