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(上)旧市街中心部、大亀山。(下左)旧市街地を歩く僧侶。(下右)経が風に乗って広がるという風馬旗越がはためく。
シャングリラ県の中心地、標高3000メートルを越えるシャングリラの町は、500m四方ほどの大きさの旧市街地とその北に拡大している新市街地から成り立つ。町の外には草原が広がりヤクを中心とした牧歌的な風景が広がる。旧市街地は千年以上の歴史を持ち「独克宗教古城」(チベット語で月光城という意味)と呼ばれている。
 白壁の多い町並が月光で輝くことから、こう命名されたらしい。旧市街地中心に大亀山という小山があり、全体が大仏寺と呼ばれるチベット教の寺院になっている。山頂には金箔屋根がまぶしい楼閣があり、回転させることで経を唱えるのと同じ効能があるとされる巨大な金色のマニ車がある。高さ19メートル、ギネス記録にのっている世界最大のマニ車で、一回まわすことで125億字の経を唱えた功徳に。
 シャングリラの一番の名所は、雲南のポタラ宮と呼ばれる、松賛林寺だ。シャングリラの町の北4キロ余りに位置する丘陵地帯にあるチベット寺院だ。1979年から3年かかえて建てられ、文化革命の際には一部が破壊されたが、今はほぼもとの姿に修復されている周辺には僧侶の住む家屋などがぎっしりと建ち、現在でもここで700人余りの僧侶が生活している。

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