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「マイクロ&シティ・ワイナリー」を構想した佐々木夫妻。「2人だから細かいものが造れる」というメリットを生かし、リリースは2カ月に1度。また全国の酒屋に販売するものと、ここで直売するものは全く違うのもユニークなところだ。

町中のワイナリー

 時代を見る目を今に転じ、町中に昨年誕生したワイナリー「農楽蔵」を訪ねた。元町のクラシックな町並みに溶け込むように立つ、蔵をモチーフにしたここでは、ブルゴーニュでワインの醸造を学んだ佐々木賢・佳津子夫妻が100%北海道産のブドウを使ったワイン造りに取り組む。
「僕は山梨や栃木、佳津子さんは神戸でワインの醸造に携わっていて、ブルゴーニュへ勉強に行った時に出会いました。ソムリエの大越基裕さんも同級生で、いつも3人でワインを飲みながら熱く語り合ったものです。当時から『帰国したら、北海道でブドウの栽培からワイン造りをやろう』と決めてました。自分が北海道出身だし、個人的に大好きなシャルドネのいいものを作りたいというのもあって。その思いに添ってくれるのが北海道の気候・風土なんですよね。8年がかりで探し当てた畑が、偶然にも僕のルーツに近い北斗市にあって、何か運命を感じました。この辺りは酸が豊富で、気候的にフランスのシャブリに似てるんですよ」
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