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世界に誇れる東京の暮らしを実現するため、R100 TOKYOが大切に考える五つの価値軸となるのが、「先見性」「普遍性」「継承」「時・間」「誇り」だ。100年先まで見据えた資産性と普遍的な価値をそなえたいわゆるビンテージマンション。一日一日を家族と心地良く過ごせる「間」のある空間。そして、住む場所への愛着や誇りが生まれ、さらには子や孫まで大切に継承されていく住まいを創出する。
 今年11月には、R100 TOKYOの発表を記念してトークセッションを開催。同社常務取締役の内山博文氏をモデレーターに、ハワイと東京を拠点にノマドライフを実践する本田直之氏、ニースと東京でレストランを展開する松嶋啓介氏、国内外の商業デザインを手掛ける小坂竜氏が、日頃感じている住まいの価値や豊かさについて語った。
 新築マンションの価値がわずか15年でほぼゼロになる日本と、何百年も住み継ぐヨーロッパとの違いについて、幸せの価値観をテーマに著作を出版した本田氏は、こう話す。
 「北欧は幸せ度が高く、日本は低い。その一因に家の存在がある気がします。デンマークでは、経年優化した家は価値が維持されて資産になるため、リタイア後は売却し、郊外にサマーハウスを購入します。日本では長いローンを払っても家の価値は下がる。それが幸せ度の低さにつながっているのではないでしょうか」
 フランスもまた同様と松嶋氏も口をそろえ、「ハードは生かされながら内装を時代と共に変えていく。どんどん壊して建て替える日本の文化とは異なります」と言う。
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